雲の上の天使、とは？２

苦手な後輩 ページ22

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(ーーー永瀬side)







永瀬｢もう笑い事ちゃいますからね？｣







んふふと嬉しそうに微笑む(人1)ちゃんは
ホンマに可愛い。




昔は『れんれん〜』って言って優しくしてくれたのに
今では『永瀬』呼びやし優しいどころか冷たさしか感じんくなった。



だけど俺はそれでもいい。

(人1)ちゃんが周りに冷たいなんて聞いたことないし、俺には心開いてるってことやろ？


だったらそっちの方が断然ええやん！



･･･まあ、ホントは少し優しくしてくれてもええやんって思うけどな(笑)




でも(人1)ちゃんは誰よりも優しくて、
棘の中にも愛があるってことを俺は知ってる。



玉さんもそんな感じやけど、
なに？幼馴染ってそんなに似るもんなん？(笑)








｢ん〜、じゃ今なに食べたい？｣



永瀬｢えっ、今っすか？！え、えー･･･、
あ、焼肉！｣



｢(人1)はね、コンビニのカットマンゴー。
残念、意思疎通が合わなかったってことで
ご飯の件はまた今度｣



永瀬｢ええ〜！！
だってそんなん今急に言われたし、
それになんか(人1)ちゃんのなんかズルないですか〜？！(笑)｣



｢文句を言うな！先輩だぞ！｣









何かある度に『先輩だ』って少し威張る姿も
なんとも言えんくらい可愛くて、
こんな姿誰にも見せた無いって思ってしまう。









｢ねえ永瀬、｣



永瀬｢なんですか？｣



｢良かったね｣



永瀬｢え？｣



｢･･･岩橋。良かったね｣



永瀬｢･･･ッ、｣









玄樹と(人1)ちゃんは同い年で、
ファンの前での絡みは見たことないけど
裏では結構話しているのを見たことがある。


口に出さないだけで、
本当は凄く心配してたんだと思う。



俺は(人1)ちゃんのこういう所が好きなの。




上手く言葉には出来ひんけど、
ホンマに尊敬する。









｢落ち着いたら3人で行こう、ご飯｣









天使のような笑顔で微笑む。







永瀬｢･･･ありがとうございます｣



｢ん、｣



永瀬｢その前に俺と2人でも行きましょう？｣



｢やだ｣



永瀬｢なんでですか！(笑)｣









(人1)ちゃん、覚悟してくださいね。

俺、とことん(人1)ちゃんに付きまといますから。








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