雲の上の天使、とは？２

Kis-My-Ft2 ページ13

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『あの、』








そこに居たのは、
わたしに嫌がらせをしてくる先輩たち。








｢ッ、｣









一体何しに来たの。

思わず顔が強ばる。









桃｢なに？｣



『これ落ちてたんですけど･･･』









わたしのレッスンシューズ･･･！！









紫｢落ちてた？｣



『はい、女子トイレの前に』



『多分忘れて行ったんじゃないですか？』



『無いと困るだろうからお届けに来ました！』








女子トイレ･･･。そこは何回も探した。
だけど無かった。


女子トイレに置き忘れてなんてない。







『(人1)ちゃんのだよね？』








一瞬だけわたしを見たその人たちは
面白そうにニヤッと笑った。








青｢そうなの？｣



｢はい、｣



緑｢んだよ、無くすんじゃねえよ｣



赤｢わざわざありがとな｣



『いえ！』






･･･悔しい。






『はい、(人1)ちゃん』



｢･･･、｣



『レッスン頑張ってね』



『俺ら応援してるから！』









悔しい。









｢あ、ありがとう･･･ございますッ、｣









･･･悔しい！！！








ニヤニヤしてスタジオを出るその人たち。

こんなに人を憎いと思ったことはきっとないと思う。








みなさんのいる前で、
わたしを心配するかのように馬鹿にして
自分たちの株は上げる。





悔しい、悔しい、悔しい！！！



あの人たちには絶対に負けない。







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