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どうしよう。
玉森先生はわたしが他の女子生徒と違って自分のことを好きにならないから素を見せて接してくれるのに、わたしが先生のことを好きってバレちゃったらもう普通に話すことも出来なくなるかもしれない。
だけど、だからといってこの気持ちを隠したまま先生と接するのは先生を騙してるみたいでわたしが納得いかない。
わたしは一体どうすればいいんだろう。
素直に打ち明ける?
それとも心の中に閉じ込めておく?
どちらにせよ、いつか爆発しそう。
その事ばかり考えているといつの間にか見慣れた場所にいた。
ここ、バイト先の近くだ。
もうこんな所まで来たのか。
そういえば食パンきらしてたかも。
朝ごはんパン派のわたしにとってパンがないってことは結構な事件。
バイト先のコンビニで食パン買って帰ろう。
コンビニに着き、ドアを開けようとした時。
ドアを開くのも忘れて思わず固まってしまった。
わたしの視線の先には玉森先生。
と、セミロングヘアの女の人。
恐らくあの人が綾さんだ。
ふたりで米飯コーナーの前でおにぎりを選んでる。
たまに見える横顔。それだけでも分かる綾さんの綺麗さ。
顔は小さいし、スタイルもいい。
先生と並んでると、本当にお似合いって感じ。
微笑み合って、なんだか楽しそう。
そんな光景見たくもない。
わたしのこと心配するふりしてホントは全然してないじゃん。
彼女と楽しそうに笑ってるじゃん。
胸の奥がキューっと苦しくなって息がしずらかった。
コンビニには入らないで、そのまま家に帰ることにした。
あの状況で入れるわけがない。
ドア越しでもダメージ喰らったのに、多分正面から彼女さん見ちゃったらわたし多分メンタルぼろぼろ。
先生、綾さんにようやく会えて嬉しかったかなあ、。
わたしのせいで、彼女さんに会うの相当我慢したんだろうな。
まぁわたしより彼女さんを選ぶのは当たり前か。
だめだ。わたしおかしい。
いつからこんな女々しくなっちゃったの。
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作者名:にこまる | 作成日時:2018年7月16日 1時