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「(もう、4ヶ月にもなるのか…)」
クロロは飛行船からスノーシティのあるミンボ共和国の方を見下ろしながら、一つため息をついた。
北部特有のカラッとした気温に慣れてしまったせいか、飛行船のクーラーの風を疎ましく感じる。
思いのほか長い間あの地に留まっていたらしい。
気づけば季節を一つ越えていたことにクロロは少し驚いた。
スノーシティにはもう冬が来る。
Aが大雪になると言っていたし、降る前に戻っておかないと大変そうだ。
それに美しいと噂のスノーシティの雪景色を1度は拝んでおきたい。
ピコン、とポケットに入れていた携帯がメッセージが来たことをクロロに知らせた。
確認すると、仕事仲間で悪友でもあるシャルナークからである。
どうやら今回のアジトに到着したらしい。
『何人くらい来るか分かるか？』とメッセージを送るとすぐに変事が返ってきた。
『俺を含めて7人かな。�猴茲譴襪笋弔世韻任いき瓩辰道惻┐里錣蠅砲禄犬泙蠅茲�ない？みんな久しぶりの仕事でわくわくしてるよ。』
『そうか。俺も今日中には着く。』
『りょーかい٩(ˊᗜˋ*)و』
気の抜けた絵文字と共に送られてきたメッセージにクロロはクスリと笑った。
本当にに久しぶりの仕事だ。
血が疼くとでもいうか、そうだな。俺もわくわくしている。
「まもなくーヨルビアン空港に到着致します。大きなお荷物をお持ちの方はーーーー」
間延びした船内アナウンスが流れた。
案外早く着くものだな、とクロロは思う。
しかし近いようで遠いのには変わりない。
それに一抹の寂しさを感じるのは何故だろうか。
クロロはふと自身の右手を見つめた。
昨日、初めてAに触れた手だ。
彼女は思っていたよりも小さくて暖かい生き物だった。
「(これは…重症だ。)」
最初はただ、彼女にあって自分にないものが知りたかっただけなのに。
気づけばこんなにも自分の心に巣食っていたとは。
ゴッホやピカソの絵よりもミケランジェロやロダンの彫刻作品よりも、今の自分はAを選ぶだろう。
「(…彼女を失いたくない。)」
その思考にクロロは純粋に驚いた。
自分が彼女を欲している訳ではなく、彼女との繋がりが消えることを恐れていることに絶句した。
この感情に、なんて名前をつけたらいいのだろうか。
目を瞑るとありありとAの笑顔を思い出す。
むず痒いような少しの幸福感。
クロロはその感情を表す言葉を見つけることが出来なかった。
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ぽへみあん(プロフ) - ミヤナさん» ありがとうございます！私も久石さん大好きです(≧∇≦*)更新遅くて申し訳ないのですが、これからもよろしくお願いします(_ _) (2019年9月25日 21時) (
レス) id: 6ca0d30634 (このIDを非表示/違反報告)
ミヤナ(プロフ) - とっても素敵な作品ですね！私はクラシックはあまり詳しくないのですが、久石譲さんの曲は好きです！とっても素敵ですよね。応援しています！ (2019年9月24日 23時) (レス) id: 7d8442c23e (このIDを非表示/違反報告)
ぽへみあん(プロフ) - 林 香織?さん» ありがとうございます！そう言っていただけてとても嬉しいです♪。私の大好きな曲ばかりなので聞いていただけて幸いです。ぜひクラシックに興味を持っていただけたらなと笑！更新頑張って参ります…これからもよろしくお願いします(_ _) (2019年9月17日 14時) (レス) id: 6ca0d30634 (このIDを非表示/違反報告)
林 香織?(プロフ) - ぽへみあんさん» 初めまして！団長の不器用さと主ちゃんの優しさに虜になりました！出てくるURLを聴きながら小説を読みこんな曲か…と読んでおりました(笑)作者さんのペースで更新頑張ってください！ (2019年9月11日 23時) (レス) id: 3baa06326a (このIDを非表示/違反報告)
ぽへみあん(プロフ) - 死体さん» ありがとうございます！そんなそんな…(--;) 私なんてまだまだですが、そう言っていただけるととても嬉しいです！これからもよろしくお願いします(_ _) (2019年8月20日 10時) (レス) id: 6ca0d30634 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぽへみあん | 作成日時：2019年7月21日 0時
