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第三十三話 ページ40

「お早う御座います……」


腰に三日月宗近を携え、探偵社の扉を開けた


「…藤呀さんっ!お、お早う御座います……」


書類の束を持った敦は藤呀が入ってくるなり挨拶をした


「お早う御座います。中島さん」


藤呀はペコリと挨拶をし、脇をすり抜けデスクへ座った


「お早う。藤呀ちゃん」


笑顔の太宰とは裏腹に藤呀の顔は曇っていた


「……お早う御座います。太宰さん」


『主よ。俺にも手伝える事は無いか?』


脳内に直接三日月の声が届く


「大丈夫だよ。そのまま待機しててね」


『あい分かった。……会ったときよりも口調が優しくなったな』


その瞬間、藤呀のペンが止まった


だがその少し後にまたペンは動き出した


「………そうかな?」


『はっはっはっ。爺でも分かるのさ』


「おじいちゃんには敵わないなぁ……」


笑いながらも書類を済ませた


「社長。出来ました」


書類を届け、デスクに戻ろうとした


「藤呀。賢治と犯人探しに行ってきてくれるか?」


賢治君か……


俺の中で唯一抵抗が無い人


それが賢治君だ


「分かりました。行こっ賢治君!」


出来る限りの笑顔を向けて賢治君に顔を向けた


「はい!行きましょうか!藤呀さん」


やっぱり賢治君は可愛いと思う


優しいし、ちょっと天然があるけどそこも良いと思う


三日月宗近を探偵社の前で顕現させ、トイレで着替えて貰った


服は、白いTシャツに袖に三日月の模様がある黒で膝下まであるカーディガンを羽織り


黒のズボンを履いている


「うむ。現世の服はなかなか動きやすそうだな」


「うわぁ!三日月さん似合ってますよ!」


こんな所でも賢治君の天然パワーが炸裂するなぁ……

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陽香 - ものすごく面白くて読みやすいです!これからも更新頑張ってください! (2021年3月12日 9時) (レス) id: db6ba57d68 (このIDを非表示/違反報告)
かんきつるい。(プロフ) - とーしゃん*さん» ありがとうございます! (2018年7月16日 23時) (レス) id: 8b54640520 (このIDを非表示/違反報告)
とーしゃん*(プロフ) - かんきつるい。さん» うぇぁぉぉお!ありがとうございます!是非友達になりましょう! (2018年7月16日 23時) (レス) id: 2dfd0d6f1d (このIDを非表示/違反報告)
かんきつるい。(プロフ) - すごく面白かったです!楽しく読ませていただきました。これからも応援しています!あと、もし良ければ友達になって頂けませんか? (2018年7月16日 23時) (レス) id: 8b54640520 (このIDを非表示/違反報告)
ちょんちょん(プロフ) - 凄く凄く面白くてどんどん読んでしまいました!!!これからも更新頑張ってください!!ずっと応援しています! (2018年7月7日 16時) (レス) id: 942b83d41f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:月影丸国永 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/c35333677b5/  
作成日時:2018年4月27日 23時

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