42話 それぞれの思いで見る花火 ページ44
ーNo sideー
花火が打ち上がる時間が近づいてきて全員が打ち上げ場所に集まった。空を見上げながら、花火の打ち上げを心待ちにしている。またそれぞれ思いを馳せ、誰かの傍にいるのだろう。
夜空に咲き誇る光の花は、彼らに風情を告げた。
「うわー綺麗だねー!」
花火に見惚れる世紀の美少女は...
「おー!いや、アヤメさんの方が綺麗ですよ!」
妖術師の見習いの少年に想いを抱かれる。
「あ、ありがとう...」
少年の気持ちはまだ、届いていない。けどきっと、届く日を夢見て...
「ちょっとアキノリキモいんですけど...」
思うはいつも恋する貴方。盲目的だけど全力で恋する夏の少年。
「綺麗だね」
「ああ、そうだな」
今日は初めての景色をたくさん知ったであろう少年少女。その目には初めて見る光の花が新鮮に映っているだろう。
「今日は楽しかったな。ありがとう」
純粋な瞳の少年はまた、大切なものが増えたようだ。
「いや、言い出したのはナツメだろ。私は何もしてない...」
素直になれない少女は冷たいことは言うけれど、その心の内には彼女なりの感謝を秘めていた。
今日という日はきっと、二人にとって特別な日になる。
「なんかAとトウマの関係性いいと思わない?」
「うんうん分かる!なんか、羨ましいよね」
高ぶる気持ちの中、話に花を咲かせる少女たち。
「なんか、友達以上恋人未満ってところまで行ってそうだけど、絶対に二人とも気づいてないよね」
「確かに気づいてなさそう!」
年頃の女の子は、人の恋路を気にしがちだ。少女たちは会話を通して友情を育てていく。
「あとで二人に色々聞いてみるね!」
夏は恋だけじゃない。友情を育てるチャンスもあるのだ。
「呼ばれた気がするのだが...」
「気のせいなんじゃないかな」
〜
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Milkcat(プロフ) - 珠華姫さん» ありがとうございます!楽しんでもらえるような小説が書けるように頑張ります! (2019年8月7日 22時) (レス) id: f6a5fa765e (このIDを非表示/違反報告)
珠華姫(プロフ) - すっごくおもしろいです!更新頑張ってください!無理はしないで下さいね。楽しみにしてます! (2019年8月7日 21時) (レス) id: 8b16303676 (このIDを非表示/違反報告)
Milkcat(プロフ) - kotorin♪さん» 感想ありがとうございます!更新遅くなってしまってますが、出来る限り更新するので読んでいただけると嬉しいです! (2019年7月28日 23時) (レス) id: 444fb6a5c2 (このIDを非表示/違反報告)
kotorin♪(プロフ) - 凄く面白いですね!続きが気になります!頑張ってください! (2019年7月28日 21時) (レス) id: cc2a8c7850 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Milkcat | 作成日時:2019年7月19日 10時