私を頂上へ連れてって【日プ無印】 (ページ40)

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デビュー評価ページ40

順位発表が終わり、次は最終デビュー評価に向けての練習が始まる。

残った21人は、また集められてデビュー評価で披露する曲を聴くことに。

1曲目は、「YOUNG」。そして2曲目は「GrandMaster」。どっちも良くて、どっちにしようかものすごく迷う。どうしよう、迷う。

好きな曲調はYOUNGだから、YOUNGにしよう。今回のデビュー評価では新しい自分を見せたくて、今まで挑戦してこなかったメインボーカルをしてみたい。どうしても、やりたかった。

21位から選んでいくらしい。でも、上位の人はやりたいパートが埋まっていた場合はそこにいた人を移動させられるらしい。

ヒコちゃんから選んでいくことに。そしてどんどん埋まっていく。私の一つ前のよなさんが、YOUNGのメボを選んだ。心苦しい気持ちでいっぱいだったけど、それを変えないと私のやりたいパートは出来ない。

「……本当にごめんなさい。でもどうしてもやりたいんです」
與那城「全然大丈夫。気にしないで」

よなさんのパートを、自分のものにしてサブ5にするのはものすごく心が痛むし申し訳ない気持ちでいっぱいになる。

でも、そのあとすぐ翔也くんに変えられてしまった。

木全「本当にごめん、どうしてもやりたい」
「大丈夫です！そういうルールなので」

そしてYOUNGのサブ2になった。

そのあとまた移動させられてYOUNGじゃなくてGrandMasterでラップ3をすることになった。

頑張らなきゃいけないけど、なかなか気持ちを切り替えられなかった。

今西「A〜、頑張ろな」
「…うん、頑張らなきゃだよね」
川西「…やっぱキツイよな」
「…っ、はあ…」
川西「俺らしかおらんし、今のうちに泣き」
「…泣かないです。…決めたので」
今西「強いな」
「慣れました。……もう、大丈夫です」

拓実くんやヒコちゃんと話したことで、自分の気持ちにピリオドをつけるしかないと思えた。もう、決まったことなのだから仕方がない。絶対絶対、デビューしてやるんだ。

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「あの、上原くん。私ラップ初めてで…。よかったら、教えてくれませんか？」
上原「ん？もちろん、なんでも聞いて」

GrandMasterチームの皆が優しくて、早く気持ちを切り替えられたし、一緒に頑張りたい気持ちが更に大きくなった。