恋愛体質な俺 4

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橙side


マネージャーさんが来て

もんちを車に乗せた





「俺、ついていくで。
このあと仕事とかないし。」




俺以外は仕事が入っていて



もんちを病院まで
連れて行くのは俺の仕事になった






車の中でもきつそうに寝ていて
それを見ていると



自分はきつくしてる暇ない




もんちの看病が先やって気持ちが強くなり
きつい体を忘れる




「良かった、ただの風邪で…」



病院から戻り診断してもらった


だいぶ楽になった顔をしたもんち





「このままもんちの家で1回降ろしてもらってもええですか？」




「大丈夫ですよ」




「少し、もんちを見て家に帰ります」





ぐっすり眠っているもんちの隣でそういった






「おはよ、ついたで」




マンションの前につき
肩を叩く




「ん、おはよ」




さっきよりも良くなった顔色





「ここでええ？」



寝室のベッドに寝かせ

水や体温計を持っていく






「うん、ほんまありがとう」




「ええよ、ゆっくり休んでな」





「うん、照史も」




「じゃあ、お邪魔しました」






もんちの家を出て車に乗り込む



ぶり返してきた熱っぽさを感じないように
眠りにつく






いろんなことがあったなんて
夢で見ながら



体が揺らされる



「おはようございます、桐山さん」




「あ、ありがとうございました」




目の前がぐるぐるする中
必死に歩いてエレベーターに乗る





気持ち悪さが戻ってきて


あっという間に




倒れそうになった

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