恋愛体質な俺 4

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橙side


収録も終わって一息つく




「もんち、肩貸すで」





「照史、ありがとう」





フラフラした足元も
もんちが倒れないように力を入れる



肩に触れている手が熱くて
ほんまにきついんやろな




「ついたで、横になったほうがええよ。
毛布もらってくるから。」






「俺マネージャーさん呼んでくる」




「あ、飲み物買ってくる」





各々仕事を見つけ走り出す



一人ぼっちじゃきっと寂しいだろうから
誰かひとりが戻ってくるまで




隣にいることにした





「もんちきついなぁ。
すぐに良くなるからな」




トントンと胸のあたりを一定のリズムで叩く





「子供扱いせんといてや笑」




「あはは笑
元気になったらな。笑」





「ん？照史、行ってないん？」





望が戻ってきた




「うん、今から行く」





一番遠い医務室を目指しよろよろの足で走る





途中何度か転びそうになりヒヤヒヤする






「あぶなっ」





持っていた毛布で両手が塞がり
そのまま盛大に転ぶ






毛布のおかげで怪我はなかったけど



なかったら危なかった…





「もんち、毛布持ってきたでー」




声をかけるとすでに寝ていて



そっと毛布をかける





「早く治れー」




睡眠学習も一緒に

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