恋愛体質な俺 4

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赤side


「大毅、おはよ」




毎日毎日、必ず起こしてくれて
朝ごはんも用意されてる





夜遅くまで掃除やら洗濯やらをして





朝早くに起きる





あまり、体調が優れないのは目に見えてる




「照史、大丈夫？」




「ん？なにが笑」




笑って誤魔化す癖がついてるから
みんなもどうすればええか




わからん






「照史、今日休も
このままじゃ倒れる」





「心配性やねんから大毅は笑」





見るからに青白い顔

フラフラな足元





無理して笑ってるのがあからさまな顔





「照史、やすめ」






俺を助けてくれた人やからこそ
俺は照史を失いたくない




「大丈夫やって」





「お願いやから、な？」



「へーきやっ」





おでこに触れると熱が伝わってくる



「ほら、熱あるで」





「うぅ……
でも、俺は別にキツくもなんともっ……」



話してる途中に倒れかかる





「ほら、言わんこっちゃない
取り敢えず俺のベッド使って寝てや」




首を振り続ける照史を抱き起こして寝かせる






すぐ起き上がろうとするし




「神ちゃんに言うで!?
大人しく寝てや！」




神ちゃんが一番大事なのは目に見えてる


だからこそ、こうやって俺の話を
聞いてくれないのが悔しく感じる






「大人しくしてて」





撫でた頭、触れた頬



全部が熱のせいで熱く感じる






俺じゃなんにもできひんのやろ

どうしても……

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