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▋‎‎‎桃色の ページ14

翌日。隣で寝ていたショッピくんを起こしていつものように登校をする。ショッピくんが途中で恋人繋ぎをしてくるから甘んじてそれを受け入れると嬉しそうに頬を染める。彼のたまに出るこの初々しさが私はとても好きだ

ショッピくんは自分から私の犬だと言ってくれるが度々気まぐれな行動をする事もある、どっちかって言うと猫っぽい?と考える。途中で「俺といるんすから別の事考えないでください」と不貞腐れながら言ってきたので「ショッピくんのこと考えてたよ」と言うと手の力が強まった。大変可愛い

そうこうしていると学校についてしまったようで名残惜しそうにしながら、ショッピくんは1年生の靴箱に向かっていく

「先輩、今日もお家に行きますね」

「今日バイトあるから遅くなるよ?」

「それでもいいっす」

ショッピくんが良いのならと快く了承すると周りに花を飛ばす勢いで彼は手を振り去っていった

さっさと教室に向かおうと自分の靴箱を開けると手紙が入っていた

「(あ、また入ってる)」

そう、2週間ほど前から私の靴箱の中に手紙と花が入れられているのだ。差出人は書いておらず誰のかは分からないが、ピンク色の便箋に毎回違う花を同封してくるため同じ人だと思う

手紙の中には夥しい量の私への愛が綴られており、案外これを読むのが楽しみだったりする
頂いた手紙を丁寧に鞄の中に入れて私は教室へ向かった



「...んふ、今日も受け取ってくれた♡」


_____


何事もなく放課後になる。バイトまで時間が微妙に空いてしまった為、私は空き教室で時間を潰す事にした。この前ゾムくんが「ここ!お気に入りのサボり場所なんや!」と意気揚々に教えてくれてからたまに使わせていただいている。窓から花壇が見える所が好きだったりする

ふと窓の外を見ると1人の男子高校生が花壇にしゃがんでいた。何をしてるんだろうと彼を見ると花をひとつ、プチりと採っていた。ボーっとしながら彼を見ていたのだが去り際に彼が手元に持っていた物を見て私は驚いた

「あれって...」

私はもしかしてと思い空き教室を出る
向かう先は自身が普段が使っている靴箱だ
気分が上がり自然と笑顔になってしまう

予想通り、正面玄関に着くと私の靴箱の前で佇む彼がいた。靴がまだある事に気付いたのか慌てて戻ってこようとした彼が私を見て固まる。顔を真っ赤にさせ口をパクパクと動かした後真っ青になってしまった

私は彼に詰め寄り手元にあるピンク色の便箋と花を勝手だが受け取ってその場で封を開けた

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作品ジャンル:恋愛
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りす(プロフ) - うわぁ、すっごく好きです、。めっちゃ気持ち悪い顔しながら見てます。めっちゃ好きなんで頑張ってください! (9月21日 16時) (レス) id: 6cf6d64f42 (このIDを非表示/違反報告)
ゆせ(プロフ) - 伊織さん» ありがとうございます!そう言っていただけて嬉しいです..指差し確認頑張ります() (2023年3月24日 15時) (レス) id: 3d9dcf08fa (このIDを非表示/違反報告)
伊織(プロフ) - すっごく刺さりました!!!確認頑張ってください!!! (2023年3月23日 18時) (レス) @page14 id: f7b48c76f8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆせ | 作成日時:2023年3月21日 17時

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