▋橙色の ページ17
ロボロくんと空き教室でなんやかんやしてるとバイトの時間が近づいていた。全く時間を見てなかったから気が付かなかったがそろそろやばいかもしれない。
「ねえロボロくん」
「んひゃ♡んっ...どぉしたん...?」
「私もうバイトの時間だから行かなきゃ行けないの、それでこれ、先渡しておくね」
ふにゃふにゃになっているロボロくんの手に私の合鍵を握らせる。
「こ、これ、ほんまにええの...？」
「あ、盗聴器云々は私の部屋までにしてね？リビングとかはさすがに親がいるから!」
「おん!」
名残惜しそうにするロボロくんと一緒に校舎を出る。彼は宣言通り私の傍にいるためにバイト先まで送ってくれた。帰り際「これAちゃんにつけよ思ってた盗聴器なんやけど、肌身離さず持っとって♡」と言われたのでカバンの中に突っ込んだ。
ロボロくんと別れバイトの休憩室を開ける。
「あ!Aさ〜ん♡♡♡」
「失礼しますチーノさん」
そこにはバイトでの先輩であるチーノさんが先に来ていた。スマホを見ていた顔をこちらに向けて、おば様方受けする綺麗な笑顔で手を振ってきた。めちゃくちゃ笑顔が眩しい。
彼の実際の年齢は私の1つ下なのだがなにぶん私の方が新入りな為、色々と教えて貰っているしと敬意を持って接している。学校は一緒らしい。今の所バイト以外であったことはない。
ちなみに私がやっているバイトというのは学校近くにあるカフェの接客だ。案外学校の人が来ない穴場スポットでもある。
「今日来るの遅くないですか〜?」
「ちょっと時間を見忘れちゃって、ギリギリになっちゃいました笑」
「も〜Aさん今日お休みかと思って心配してたんですからね〜！そういえば店長から新メニュー改定の話聞きました？」
チーノさんは頬を膨らませあざとい表情をしたり、かと思えばコロッといつも通りの顔で話をし始めた。表情がコロコロと変わって面白い。私はチーノさんの話を聞きながら荷物をしまい着替えを取り出す。
「私ちょっと着替えてきますね!」
「は〜い」
着替えるために休憩室を出てトイレに向かう。今日は新メニューが出たらしいから忙しくなるのかなぁなんて思いながら私は個室で着替えをした。あれ、店長トイレのお花変えたのかな。
「はぁ♡無防備やなぁ..くふふっ♡」
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りす(プロフ) - うわぁ、すっごく好きです、。めっちゃ気持ち悪い顔しながら見てます。めっちゃ好きなんで頑張ってください！ (9月21日 16時) (
レス) id: 6cf6d64f42 (このIDを非表示/違反報告)
ゆせ(プロフ) - 伊織さん» ありがとうございます!そう言っていただけて嬉しいです..指差し確認頑張ります() (2023年3月24日 15時) (レス) id: 3d9dcf08fa (このIDを非表示/違反報告)
伊織(プロフ) - すっごく刺さりました！！！確認頑張ってください！！！ (2023年3月23日 18時) (レス) @page14 id: f7b48c76f8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆせ | 作成日時：2023年3月21日 17時
