笑えない主と主の笑顔が見たい神様【刀剣乱舞】

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そして演練の話に戻るが私達は、全国戦でも勝ち進んだ。

地域代表本丸と言っても、私の本丸よりも練度の高い刀剣男士は今までに現れず難なく勝利していったのだ。



そして、準決勝。

私と師匠含め4人が残った。
この4人は元々優勝候補として挙げられていたらしい。



残り2人の審神者さんをざっくりと説明すると、



1人は、この審神者業界の中で唯一、俳優として芸能活動をしている人で、現世や1部の女性審神者に人気が高いらしい。でも正直、私は名前は聞いたことはあったくらいでその人のことを詳しくは知らなかった。


こんのすけ曰く「あんなんただのナルシストですよ！A様の敵じゃないです！」との事だった。嫌いなのかな…？








そしてもう1人は、長年審神者をやっていたおばあさんから1年前、本丸を引き継いだという孫の新人審神者の女子高生。


彼女のおばあさんのおかげで刀剣男士の練度はどの本丸よりも高い、ダントツ1位。


だけど新人審神者ということもあって、指揮の取り方がまだ上手ではないらしく、候補としては上がっているものの、4人の中では1番優勝できないだろうということだ。









そしてくじ引きの結果、私の次の演練相手は俳優審神者さんになった。











師匠A、ちょっと愚痴ってもいいかな


Aどうされました?


師匠今日の昼に、私の次の演練相手のJKの新人ちゃんからビデオ通話来たんだけどさ


Aはい


師匠私が『お互い頑張ろうね』的なことを言ったらさ、あっちが『何呑気なこと抜かしてんのババア!絶対私が勝ってやるんだから』って言われた


Aうわぁ……


師匠ほんとウザすぎてさ、私あの子が喋ってる途中で通話切ったわ!なんなん、アイツ!先輩への態度じゃないよね。A 、あのガキ泣かしていいかな


A本当にそういう人居るんですね。仕掛けてきたのはあっちなんですから泣かしてもバチは当たらないと思いますよ。


師匠だよね!Aならそう言ってくれると思ってた!じゃあ明日、あのガキけちょんけちょんにしてやるわ!楽しみにしてて♡


A……は、はい。







この会話の後、少しだけ師匠が怖いと思ってしまった。

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