【twst】クズを極めて17年、学びました

感じ悪い彼女 ページ31

アズールside







今日は静かに勉強したい。
そう思い僕は図書室に行った。ここは利用する人は少なく、皆さん静かだ。







いつも座る席に着こうとした。







アズ「……あ」


『………。』




そこにはAさんが居た。





見た所、明後日提出の課題研究の仕上げをしていた。






Aさんから椅子2つ分開けて座った。








アズ「…………」


『……………ﾊｧ』


アズ「……えっ」






『なんか用？』


アズ「い、いえ！何も。」


『あっそ』





彼女はいつも感じ悪い。だから僕はあまり好きではない。なのに、最近フロイドやジェイドは彼女に夢中だ。アイツらに一体何があったと言うんだ。





アズ「あ、あの……！」


『ん』


アズ「ジェイドとフロイドに何をしたのですか
アイツら今までは貴方のことを敵対していたのに最近良く貴方と仲良さげに話しているじゃありませんか」


『別に、何もしてないんだけど』


アズ「そんなはずはっ………
普通に考えて監督生さんに酷い嫌がらせをする貴方のことをジェイドとフロイドが味方をするはずがありません。」


『うん、そーよ。
私は監督生サンのことを虐めてるし、事あるごとに嫌がらせしてるからね』


アズ「分かってるならなんでそんな事をするのです。嫌がらせをしてるから有り得もしない噂が広がるのも当然なことですよ」


『あー、私が"ビッチ"って奴？』


アズ「ええ。貴方に得なことはないでしょう」





毎回毎回、僕は監督生さんに泣き付かれるのだ。

最初のうちは可哀想だと思っていた。けれど、最近になってはしつこく感じてきた。


だから正直な気持ち、一刻も早くやめて頂きたい。






『いや、その方が得だから。私にとっても監督生サンにとっても。

私は皆さんから嫌われたくて、人気者の監督生サンを虐めるの。だけど監督生サンには慰めてくれる大事な"ナカマ"が居るし、大勢に哀れまれて更に人気になる。

お互いにとって得なことばっかりじゃん。』




win-winよ。と続けて言う。





アズ「貴方にとっては嫌われることが得なのですか」


『もーーーどっちだっていいでしょうが。
そもそもあんたには関係ないじゃん？』


アズ「関係あります！僕だって貴方のせいで迷惑してるのですから」


『ふーん、それは悪うございました』


アズ「いちいちトゲのある言い方ですねぇ。」

さあ、契約しましょう→←涙が出てますよ

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す