【twst】クズを極めて17年、学びました

友達になってください ページ4

ジェイドside



長い長い授業は終わった。昼休憩に入った。
グリムくんは早く食べたい！と言って先に食堂に言ってしまった。




ジェ「Aさん。ありがとうございます。
よかったら昼食を一緒にいかがですか？」


『うん、いいよ。とでも言うと思った？』









僕はあからさまにｼｭﾝとしてみた。



『そもそも私みたいな嫌われ者と一緒にランチとかマジで言ってんの？あんた阿呆？』


ジェ「僕のこと、嫌いですか？」


『そりゃ嫌いに決まってんじゃん。あんただって私のこと嫌いな癖に。』





………勘違いしてらっしゃいますね



ジェ「残念なことに僕は貴方のこと、嫌いじゃないんです。」



『………………は。』







教室に残されたのは僕達だけ。とてもシーンとなった。




ジェ「監督生さんが嘘を言いふらし貴方が嫌われていくように仕向けているのは僕にお見通しです。」



監督生さんが性悪なのはとっくに分かっていた。




ジェ「なのに、貴方は自分が嫌われていく状態に満足している。僕は、貴方に興味しかないんです。

Aさん。」




答えてください、Aさん。



『…………「Aさん。」……………ん。』




ジェ「僕と友達になってください。」


『…………うん。』ﾑｷﾞｭｯ




…………！？
突然Aさんは、僕に抱きついた。




ジェ「Aさん、僕のこと嫌いにならないでください。」


『うん』


ジェ「…………あの、この格好は……………？」


『ジェイドは友達だから。』





呼び捨てに驚くし、いきなり抱きつかれるとは思わなかった。





Aさんは、なんだか………



嵐のような人だ。

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