攫われた ページ38
【貴方 side】
「出ていくね」
私はさっきそう言い放ちリビングを出ていた
でも正直にいえば出ていくはずもなくて、少し外の公園で頭を冷やすつもりで出てきた
公園のベンチに座り空を見上げた
貴「はぁ〜…なんて謝ろうかな…?」
?「君…ユキちゃんだね?」
目の前に黒づくめの男の人が現れた
反射的にベンチから立ち上がった
貴「っ!?あなた…誰ですか!?」
?「僕のこと知らないの?なんで?」
貴「なんでじゃなくて本当に知らないから聞いてるんです!!」
?「そっかぁ……ならお仕置きだね」
そう言って男は私の背後に回って口元に布を当てた
最初は抵抗していた
けど襲ってくる眠気に勝てるはずもなく
意識を手放した
.
貴「んっ……」
目を開けばそこは公園じゃなくてベッドの上だった
急いで起きて降りようとした
けどそれは願わず、手首が強く引かれ、足にも同様のものがついていた
貴「鎖…?!なんでよ…っ、外れてよ…!!」
男「お目覚めかい?」
貴「さっきの…!私を家に返してよ!!」
男「それは出来ないね。だってユキちゃんは僕のものだし」
ニヤニヤと笑いながら近づいてくる男は片手にナイ.フを持っていた
貴「いや……嫌!!」
男「そんな暴れないでよ。…本当に傷つけちゃうでしょ?」
貴「っく……ヒック……」
男「おやおや、泣かないでよ。僕は悲しい顔なんて見たくない……見たいのは僕に良がり狂う姿なんだから!!」
怖くて泣いてしまった
男はさらに笑いだし私の頬に触れてきた
貴「触らないでっ!!」
男の手を振り払う
すると笑っていた男は怒りだし私の頬を引っぱたいた
男「優しくしてりゃ調子に乗りやがって!!」
貴「っ!!」
男「まぁいい…もう拒否したユキちゃんに権利なんてないから別にいいよね?僕がしたいようにしていいよね?」
男が私の服に手をかける
貴「やめて!離して!!」
男「あぁ?!てめぇは黙ってろよ!!」
拒否をする度に殴.られ叩か.れる
もうダメなのかな…
諦めてこの男のされるがままにしよう
そう思っていた時
「「「「ユキっ!!!!」」」」
私を心配する声が聞こえた
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美夜(プロフ) - Darkさん» リクエスト承りました!登場をお待ちください! (2016年10月19日 11時) (レス) id: 9c2bff44be (このIDを非表示/違反報告)
Dark(プロフ) - 続編おめでとうございます。リクエストなんですけど木村良平さんを出して欲しいです。 (2016年10月12日 14時) (レス) id: 445f0fdb4a (このIDを非表示/違反報告)
美夜(プロフ) - 優さん» 応援ありがとうございます!更新頑張ります!! (2016年10月11日 7時) (レス) id: 9c2bff44be (このIDを非表示/違反報告)
優 - 更新頑張ってください!!!! (2016年10月11日 7時) (レス) id: 4bb35ed287 (このIDを非表示/違反報告)
美夜(プロフ) - 夜風@チーズケーキ!さん» ありがとうございます!亀更新ですがよろしくお願いします! (2016年10月11日 6時) (レス) id: 9c2bff44be (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:澪桜-ミオ- x他1人 | 作成日時:2016年9月19日 10時