男性声優とのSweet Life【歌い手】〜第２章〜

収録 ページ33

【そらる side】


今日は今度出すアルバムの収録に来た
そして今回は個人のアルバムじゃなくて歌い手が何人か集まり、レコード会社から指定された曲を歌うことになっている



そ「…ふぁ……」

貴「そらる、寝不足なの？」

そ「ん…？あぁ、昨日徹夜でmixやってたから…」

天「また無理したな〜？ダメだぞっ！」


天月もBLUEも心配してくれた
また皆に迷惑かけるのは流石にマズイ

とりあえずリハだけでも終わらせて少し仮眠とろう…


そう考えてマイクの前に立った


そ「(あれ…？マイクが…揺れてる…？)」

貴「そらるっ！！！」


俺の記憶はそこで終わった









.









.









.









ここは…どこだっけ…？

ぼやけた頭で考えた

確か…CDの収録してて……




収録？！


ガバッと起きると身体にはブランケットが

するとドアが開き、数人の姿が見えた


貴「あ！そらる起きてる！」

ま「大丈夫ですか！？」

鎖「無理しちゃって…」


三者三様の反応で肩の力が抜けた



そ「俺どうして…」

貴「マイクの前に立ったと思ったらバタンって倒れたんだよ」

ま「ひとまず天月さんとかと一緒に運んだんです」

鎖「まだ収録も始まったばっかりだし、順番も変えてもらったわ。寝てた方がいいかもね」



みんなの優しさが心にしみた


そ「(ここは皆の言う通りにしておこう…)」


そう思ってまた目を閉じた









貴「…る……らる」

そ「んっ…？」

貴「そらる？大丈夫？」

そ「BLUE……」

貴「そらる、収録の順番来たけど…いける？」


どうやらまた眠っていた俺をBLUEが起こしに来たようだった

俺は寝ていたソファーから立ち上がり、歩きだそうとした


けどうまく力が入らずに前のめりになって倒れかけた



貴「危ないっ！！」


BLUEがとっさに受け止めた

でも男と女では体重も違うし体格も違う
そのままBLUEと一緒に倒れてしまった



そ「いった……」

貴「いたた……そらる、大丈夫？」

そ「俺は大丈夫。それよりBLUEは……」




大丈夫か？、その一言を言おうとした時だった



ガチャ




？「あーーー！！！！！」

貴/そ「っ！？」

？「そ、そらるさんが………！」

そ「お、おい、まふ。これは…」

ま「皆ーーー！！！そらるさんがBLUEを押し倒してるー！！！」




この日、皆の誤解を解くのが大変だった

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