男性声優とのSweet Life【歌い手】〜第２章〜

LIVE会場にて ページ23

【鈴村 side】


俺達は今目の前のLIVE会場に驚いている


健「こんなデカイんやな〜…」

諏「確かに。こんなに人気があったんだね」

達「とりあえず中に入ろうぜ」



達の一言で皆ぞろぞろと動く

関係者入口から入るとスタッフから案内され、会場の上の方に案内された


鈴「皆、ユキの本心聞くの怖いか？｣




俺の唐突な一言で俺達を取り巻く空気が重くなり緊張が走ったのが分かった




小「…俺はどんな結果でも受け入れるよ」


最初に口を開いたのは小野Dだった

その顔は優しく笑っていた


神「僕も小野くんに賛成だな。ユキのちゃんとした気持ち聞けるんだったらそれだけでも嬉しいよ」


ヒロＣも同じように笑っていた



鈴「せやな。……お、LIVE始まるみたいやからユキがどんな風に歌っているのか聞いてみようや」



全員がステージに目を向けた







ステージ上で歌うユキの姿を見て目を奪われた

アップテンポな曲、バラード、コラボ曲…
どんな曲でも歌い方を変えてファンを魅了していく

それは俺達も例外なく含まれていた







全員がユキに魅了され釘付けになっていた









LIVEのアンコールに差し掛かった
するとユキが1歩前に出て話し始めた







それは俺達に歌い手がバレてしまったこと
そして今の気持ちを涙ながらに話していた



鈴「ユキ……」

俺が呟くと周りの皆も口々に話し始める



寺「ごめんね…！」

島「僕も…！」

杉「ゲームなんて何回だってやってやる」

諏「料理もいっぱい作ろう」

梶「またユキの話を聞かせてよ」

鳥「思い出もたくさん作るぞ」

前「俺達の想いを…ユキに伝えるぞ！」



智昭が先陣を切って立ち上がると皆も立ち上がりユキに届くよう大きな声で叫ぶ



全「「俺達は待ってるから！！！」」



俺達の思いは１つ



ただ帰ってきて欲しい、それだけ





するとユキが泣き崩れてしまった
でもすぐにファンの声援と周りの支えで立ち上がりアンコール曲を歌い始めた









ユキの本心を聞けた俺達とユキは








すっきりとした表情だった

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