好感度14% ページ15
A side
「良かった、母さんの薬が効いたみたいで」
「ホントだよ!こんなに効き目が早いなんて思わなかったよ〜」
「でも安静にしてなきゃ駄目だからね」
「う"っ……ユウは厳しいな〜」
………迂闊だった
まさか倒れるなんて
しかも
「その……首元の傷、今は痛むか?」
「…………ううん、今は大丈夫」
首の傷がこんな時にバレた
これじゃあ…
今まで隠してきた意味がないよ…っ
その時、椅子からエースが立ち上がった
「悪い……オレ、寮に帰るわ」
「え、もう?」
「どうしたんだオマエ、あんなにAの事心配してたのに……変なんだゾ!」
ユウやグリムがそう言うと
エースは苦笑いをして
「やらなきゃいけない課題があったんだよ!じゃ、オレ行くわ!!A、お大事にな!」
「あ、うん!」
そう言って保健室を出た
「……やっぱり僕も行くね」
「ふな"ぁ!?ユウもなのか!?」
「うーん…ま、そうだね……ほら、グリム行くよ!!」
ユウ達も出ていき
この保健室にはジャミル先輩とデュースと
……僕だけになったが
「………俺もそろそろ、カリムの所に行かなきゃな」
「あー宴…ですか?」
「あぁ…カリムには言っておくからAは休んでろ」
「すみません…」
ジャミル先輩も行ってしまい
僕とデュースだけになった
そういえばデュースは
フロイド先輩とかに比べたら
僕に対して普段通りだよな…
ま、安心かな
「何か買ってこようか?」
「ううん…大丈夫」
「そうか」
……駄目だ会話が繋がらない
「……さっき」
「え?」
「……さっき、ジャミル先輩に運ばれていくA見てたら、居てもたってもいられなくて、その……」
「焦った!!」とデュースは叫んだ
「僕は容量が悪いから、周りをちゃんと把握して動けないし、お前にもよく迷惑かけるかもしれないけど…」
「デュース…」
デュースは僕の手を握り
僕の目を見て
「お、俺は…お前の力になりたいから!!いつでも頼れよ!!………ダチなんだから」
そう言った
あぁ、駄目だ
全く響かない
僕は
「…………デュース、僕はそうやって言ってくれるだけで救われるよ……ありがとう」
そうやって嘘を吐いて作り笑いをしたら
デュースは顔を真っ赤にして
戸惑っていた
今日のキーパーソン
トレイ・クローバー
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伊古(プロフ) - エワビさん» コメントありがとうございます！中々更新できない中読んでいただきありがとうございます！これからもよろしくお願いします (2021年8月28日 22時) (
レス) id: 7a83a07d3f (このIDを非表示/違反報告)
エワビ - すごく面白かったです！ (2021年8月27日 14時) (レス) id: 1ec29ba6ed (このIDを非表示/違反報告)
伊古(プロフ) - 杏仁豆腐さん» コメントありがとうございます！はい、あの欺く…のヤツです！あ、おじたんがいらっしゃる笑これからもこの作品をよろしくお願いします！ (2020年8月1日 15時) (レス) id: 7463c27085 (このIDを非表示/違反報告)
杏仁豆腐 - 辞められないが止まらない。真面目に！むっちゃ真面目に！辞められないが止まらない！「うぜぇよ」（byレオナ） (2020年8月1日 11時) (レス) id: d74ccecfb0 (このIDを非表示/違反報告)
杏仁豆腐 - とある団員の目……アッ（察し） (2020年8月1日 11時) (レス) id: d74ccecfb0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：伊古 | 作成日時：2020年6月3日 11時
