好感度1% ページ2
「愛する人より愛される人になりなさい」
死ぬ間際に貴方が
最初で最後に呟いた言葉は
美しくて
儚くて
＿＿＿＿＿残酷だった
＊＊＊
朝、スマホのアラーム音が机に響き
すぐに止めてベッドから体を起こした
「………はぁ、憂鬱過ぎる」
昨日は深く眠ることが出来ず
眠りについてもすぐに起こされ
体に怠さを感じた
「今日は朝からトレイン先生か…」
眠いのに眠れない苦しさで
授業中寝たら…いや、そんなことより
もっと"どうにかしないと"いけない事があった
「最近ずっとあの調子だし、正直凄くめんどくさいよ…」
制服に着替え終わった私は
仕上げに帽子をかぶって
青いマフラーを首に巻き
最後に鏡にうつる私を見て呟いた
「＿＿＿＿大丈夫、今日も上手くやろう」
一度深呼吸をして
"笑顔"を作って部屋を出た
＊＊＊
「この飴、意外とお腹溜まるなぁ〜」
ポケットに入っていた
オレンジの飴を口に含みながら
廊下を歩いていた
その時、後ろから気配がした
「………そろそろかな」
僕は気付かないふりをしながら
歩き進めると
「だーれだぁ」
ひんやりとした手が僕の目を覆い
僕はあからさまに驚いた"フリ"をした
「うわぁ!?だ…誰ですかっ!?」
「誰だと思うー?」
こんな馬鹿げた事をしてくるのは
あの先輩に決まってる
「フ、フロイド先輩…ですかね?」
「あったりー!!」
振り返るとニコニコしたフロイド先輩が
がっしり僕を掴みながら見下ろしていた
……ったく、めんどくさいな
「あー当たって良かったぁ〜!!さ、先輩、僕を離して下さいな」
僕は笑いながら先輩にそう頼むと
何故か一度真顔になり
その後すぐにまた笑顔になって
「だ〜め♡」
そう言ってフロイド先輩は
僕を力いっぱい抱き絞めた
……またか
「せ、せんぱ…っ、く、苦しい…です」
「んークマノミちゃん可愛いからどーしようかなぁ…あは、このままいっそ絞め殺しちゃおうかな?」
そう言うフロイド先輩は
顔が異常なくらい笑顔だった
「はは…じょ、冗談キツ…いです」
そろそろマジで酸欠になりそうな時
フロイド先輩を
「フロイド、その辺にしないとAさんが窒息死してしまいますよ?」
双子のジェイド先輩が止めに入ってくれた
今日のキーパーソン
トレイ・クローバー
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伊古(プロフ) - エワビさん» コメントありがとうございます！中々更新できない中読んでいただきありがとうございます！これからもよろしくお願いします (2021年8月28日 22時) (
レス) id: 7a83a07d3f (このIDを非表示/違反報告)
エワビ - すごく面白かったです！ (2021年8月27日 14時) (レス) id: 1ec29ba6ed (このIDを非表示/違反報告)
伊古(プロフ) - 杏仁豆腐さん» コメントありがとうございます！はい、あの欺く…のヤツです！あ、おじたんがいらっしゃる笑これからもこの作品をよろしくお願いします！ (2020年8月1日 15時) (レス) id: 7463c27085 (このIDを非表示/違反報告)
杏仁豆腐 - 辞められないが止まらない。真面目に！むっちゃ真面目に！辞められないが止まらない！「うぜぇよ」（byレオナ） (2020年8月1日 11時) (レス) id: d74ccecfb0 (このIDを非表示/違反報告)
杏仁豆腐 - とある団員の目……アッ（察し） (2020年8月1日 11時) (レス) id: d74ccecfb0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：伊古 | 作成日時：2020年6月3日 11時
