あの人の双子の妹は.....！2 (ページ5)

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No.50 ページ5

あの日からセブルスの授業だけは出ていないし、言葉も交わしていない

はぁ、どうしよ....

出ようと思えば出れたが、初めてされたセブルスからの拒絶、そのショックでサボった授業が後ろめたかった為、出ることが出来なかった

その為、あの時のお礼もできていない

そうこうしているうちに、クリスマス休暇となった

ハーマイオニーは帰宅し、ウィズリー家の4人は予定が変わったと帰宅しなかった

休暇に入ってすぐの朝の事、ハリーとロンからこんなことを言われた

ハ｢...ねぇ、A、最近スネイプからの視線がすごいんだけど。減点される前に、行ってきなよ｣

ロ｢そうだよ、絶対行った方がいいって｣

ハ｢Aが行かないと、僕達への八つ当たりがひどいんだ！｣

ロ｢いつも酷かったけど、それ以上にさ...！｣

『そう...だよね、ごめん！今日行ってくるよ』

ハ｢そうして、気をつけてね｣

ロ｢無事を祈ってるよ｣

『ありがとう...！皆と過ごせて幸せだったよ！←』

2人と別れを告げて、暗く寒い地下へと向かった

出来るだけ、ゆっくり歩いたつもりなのだが
あっさりとここまで辿り着いてしまう

目の前には大きな木の扉

それを叩けば、もう後戻りはできない

...よしっ！行こう！！

決意を固めて、扉を叩く

ﾄﾝﾄﾝ

『...スネイプ先生』

セ｢...........誰だ？｣

沈黙長いなぁ、入りづらい....

『えっと、Aです、』

セ｢....入れ｣

そう言うと扉を開けてくれた

『失礼しま～す....』

私的にとても気まずい沈黙が流れ、そこから動けないでいた

それを破ったのはセブルスだった

セ｢....用事があってきたのではないのか？｣

採点をしている姿勢で目線だけこちらへ向ける

『いや、まぁ、そうなんだけどね…』

セブルスから送られる視線は早くしろとも言いたげなものだった

セ｢...まず座ってはいかがかな？｣

『そう...ですね、』

部屋に置いてあるソファに腰を掛ける

それを見届けてから、セブルスは私の分のココアと自分用の珈琲を入れ、向かいに座った

セ｢飲め｣

『...ありがとう』

それを受け取り、口を付ける

『....セブルス、私の事怒ってる？』

恐る恐る聞いてみる

セ｢いや、怒ってなどおらん。何故そう思う？｣

『だって、私が倒れた時のお礼もろくにしないで、無神経な事聞いて、挙句の果てに授業もサボってたから...』

セ｢確かに怒られそうなことばかりだな｣ﾌﾝ

何故か、機嫌良さげに鼻を鳴らすセブルス

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