あの人の双子の妹は.....！2 (ページ9)

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No.54 ページ9

シャワーを浴び終え、大広間に向かう途中
前方から歩いてくる黒い人影があった

あれは、、、もしかして、、、
いや、もしかしなくても、、、、、。

『きょ～じゅ～』

つい、嬉しくなって手を振って駆け寄った

セブルスは私に気づくと表情変えていたようだ

が、それには気づかなかった

セ｢Aっ...！来い｣

『痛っ！ちょ、急に何！？』

セ｢...｣

『ねぇ！マジで折れる右手首折れちゃう！教授、聞こえてます？手、放してくださーい！！』

セブルスは私の言葉に聞く耳を持たず、ただひたすらに地下牢へと進んで行った

廊下ですれ違う人は皆、何事かと一瞬見るものの減点されては困ると見ないふりをしているようで、誰も助けてはくれなかった

セブルスの部屋に着くと急に腕を離され、
そのままコケた←

『いったぁぁ！』

何事も無かったかのようにソファに向かう背中を睨む

『ねぇ！急にどうしたの！？私、おなかすいてるんだけど？』

と抗議の言葉を投げかける

が、それらを全て無視し、

セ｢座れ｣

ソファを指さしながら言われた

抗議のつもりで立ってても意味が無いことを悟り、
渋々座わる

それを確認すると

セ｢...腹が減っていると言ってたな？｣

『……そうだけど？』

セ｢そうか、話は食事の後だ｣

と言うと指を鳴らしてサンドウィッチとジュースを出してくれた

『わぁあ！ありがと～いただきまーす！！』

さっきまでのイライラが一気に吹っ飛びサンドウィッチにかぶりついた

食事が終わると、皿を片付ける所までやってくれた

『セブルス美味しかったよ、ありがとう！』ﾆｺｯ

セ｢礼などいらん｣

と少し微笑んでくれたように見えた

セ｢ところで本題だ。｣

と言うと一気に表情が険しくなる

セ｢ここ数日、どこにいた！！｣

やっぱ、そのことですよね、

『えーと、ですね。どこかと聞かれたら、私も分からないんデスヨネ...』

セ｢...｣

無言で睨むのは怖いよ～

ほんとにわかんないんだもんっ！

『ほんとにわかんないんだってば！急に目の前に扉が現れて、気になったから入ってみたんだけど。
そこ思った以上に居心地よすぎて、気づいたら今日だったの！』

少し考えたような素振りをした後、セブルスが口を開いた

セ｢...多分そこは必要の部屋だろう。お前が何を必要としていたかは知らんが、何かを必要としている人の前に現れる部屋だ｣

その後はセブルスの手伝いをしたり、課題をしたりと1日セブルスの部屋で過ごした