腐れ縁 (ページ34)

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３４話ページ34

朝

『、、、、』

教室に入ると朝から濃い光景を見させられる

竜舞ちゃんが五条君の膝の上に座り
五条君の首に腕を回し抱きついている図

夏油君は苦笑いで
硝子はいつもと同じ表情

ま、でも知ったこっちゃ無いので夏油君と硝子に挨拶をしてさっさと座る

竜舞「ちょっと！興味示しなさいよ！」

『えー、、、キャバクラ？』

竜舞「そう言うことじゃなくて！！」

嫉妬しろってこと？
嫉妬嫉妬ってなんだ

『わぁぁ五条君触らないでー(棒読み)』

竜舞「ほんっと！ムカつくのよ！！」

『てかなんで私だけなの？硝子も女子じゃん』

夏油「12年も一緒にいたんだからその嫉妬もあるんじゃないかな？』

そんなこと言われても
クラス分けした先生たちを恨んで欲しいのと
私五条君の膝の上に乗るほど仲がいいわけでもないのに

五条「ん」

『五条君』

五条「あれどうにかしろよ」

､と竜舞ちゃんを指差す

『こっちのセリフだよ、て言うか膝になるのも首に手を伸ばして抱きつくのも来るもの拒まずの姿勢じゃん』

まぁキャバ嬢と金持ち客にしか見えなかったけどね

五条「はぁ！？」

家入「確かにクソだな」

夏油「それはそうだね」

五条「なっ！」

『、、、』

五条君を追っかけている竜舞ちゃんは私なんかより
全然可愛い

ミルクティー色の長い髪に白い肌
大きい瞳に華奢な体

なんで可愛いのだろう
そしてどうしてこんなに一途なのだろう

私

京都校に戻ろうかな