増えていく感情2 ページ9
その晩、ナーガはAにお礼を言いに、Aの部屋を訪ねていた。
「A...ありがとう」
ナーガは覚えたての笑顔でそう言った。その笑顔を見て、Aも笑顔を浮かべて応えた。
『どういたしまして
良かったね、喜んでもらえて』
「うん、Aのおかげ」
『ううん、ナーガが頑張ったからだよ』
「...何か、お礼がしたい」
『お礼?いいよ、そんなの』
「でも、Aがいなかったらプレゼント、用意出来なかった...」
『その気持ちだけで、十分だよ
それに、お礼って言うなら私の方こそ...』
ナーガはAにお礼を言われる様なことをした記憶が全くなかった。
『...この間、私が泣いてた時、ずっと傍にいてくれたでしょ?ありがとう』
「俺は...ただ...」
『ああいうときって、人肌が恋しくなるものなんだよ
だから、安心した
ほんとに、ありがとう』
ナーガはAを抱き締めて傍にいた日から、Aを見るとなにか自分では理解出来ない感情が湧いてきていた。そして、それは今この状況でも起こっていた。
『ナーガが、お礼って言うならこの間のことのお返しだと思って
これで、公平でしょ?』
そう、笑顔で言ったAにナーガは不本意ながらも、自分の心の限界を感じて、もう1度ありがとうと言ってAの部屋を出た。そして、Aの部屋を出た瞬間ナーガはその場に崩れ落ちた。
「なんなんだ、これは...」
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零∞(プロフ) - なぐささん» レスありがとうございます! 分かりました!ゆっくりと楽しみにしています♪笑 (2017年3月20日 10時) (レス) id: 69fc264db9 (このIDを非表示/違反報告)
なぐさ(プロフ) - 零∞さん» コメントありがとうございます。ナーガ良いですよね。一応はナーガとの展開を考えているので、ゆっくり書いて行こうかなーと思ってます。更新頻度は低めとなりますが、ゆっくりと待っていただければと思います。 (2017年3月20日 9時) (レス) id: 733d84188b (このIDを非表示/違反報告)
零∞(プロフ) - 初コメ失礼します! うちもキュウレンジャーが好きで、ナーガさんが1番好きです! ナーガさんとの展開があるかな~と期待しています! 更新頑張って下さい! (2017年3月20日 8時) (レス) id: 69fc264db9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:なぐさ | 作成日時:2017年3月17日 18時