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「へいロボロ〜、お前めっちゃ良い雰囲気やったやんけ〜」
「うわ大先生。…？良い雰囲気って？」
「Aちゃんやっけ、あの子といい感じやったやん」
「Aさん？…っあぁ！？あれは良い雰囲気とかそういうんちゃうくてな！！」
学年行事のグループ顔合わせがあった日……の、放課後。なう生徒会室である。
先程野暮用で出ていったトントンから渡された書類を簡単に読み進めていれば、大先生に声をかけられた。
余裕な反応を出来る訳もなく慌てていれば、何だ何だと寄ってくる生徒会メンバーたち。
「A？そっか、ロボロ同じクラスだもんね。仲良くしてくれてありがと」
「いや保護者」
「そんなことはどうだってええねん！な、Aちゃんどんな感じ？前に話そうとしたけど無視されて〜っぐえ！」
ひとらんの言葉に突っ込み返していれば、横から喧しいほどになぁなぁ〜！と声を上げる大先生を一発殴る。というかそれはもう嫌われとんちゃうか…諦めろ…。
「え〜Aちゃんええ子やのに無視されとるん？何したん大先生」
「そっかマンちゃん話したんやっけ。そう言われても何もしてへんけどなぁ…」
項垂れる様子の大先生は置いておいて、うーんと今日のことを思い返す。どんな感じ、と言われても。
「…物静か、やなぁ。あと良い子。初めて話したときめちゃくちゃ怯えられたからグルッペンとかは慣れないとつらそうやな…って感じ。あ、あと絵めっちゃ上手かった」
でも、物静かだけど、話してみれば表情は豊かだなとは思った。まぁまだ言わないでおくけど。言ってしまうんは勿体無いもんなぁ？
うんうんと頷く者も居れば、へぇ、と若干興味ありげに呟く者、などなど。反応はそれぞれ。
グルッペンに至っては少々落ち込んでいる様子だった。そりゃメンバーたちがこぞって名前を上げる女子だしなあ。
「よし、今度ロボロと話しとるとき乱入しよ」
「なにがよしじゃ！あかんわ！」
ぎゃあぎゃあと言い合っていれば、生徒会室の扉が開く。
トントンが帰ってきたらしく、騒がしい様子を見てか怒りゲージが着々と溜まっていっているような気がした。
どうやら数人も感じ取ったらしく、その中の一人であるチーノがトントンに話を振る。
「とっ、トントンは知っとる？雀鈴Aさん！」
「えっなんなん急に。雀鈴さんって…あ、美術部部長の？」
「え部長なん？」
「あれっロボロ知らなかったの？」
仲良くなる道のりは、まだまだ長いらしい。
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森樂(プロフ) - ライアさん» 名推理！わかっていただけて安心しました、大正解です！！ (2020年12月25日 6時) (
レス) id: 319bfda70e (このIDを非表示/違反報告)
ライア(プロフ) - なるほど、名探偵のようなポーズ…実写動画でのお決まりポーズですよね？！ (2020年12月24日 22時) (レス) id: a00b590788 (このIDを非表示/違反報告)
森樂(プロフ) - 小豆さん» 私も美術部員ですこんにち((ありがとうございます、引き続きよろしくお願いします！！ (2020年12月23日 21時) (レス) id: 319bfda70e (このIDを非表示/違反報告)
小豆 - 同じ美術部員ですどう(((めちゃ神作ですね！！（確定）これからも更新応援しています！ (2020年12月23日 11時) (レス) id: 73726d907e (このIDを非表示/違反報告)
森樂(プロフ) - つむ(^p^)**さん» ありがとうございます嬉しいです（号泣）作品の展開的にキャラに偏りありますが続々と出せていけたらなと思うので（願望）これからもどうぞよろしくお願いしますー！ (2020年12月21日 15時) (レス) id: 319bfda70e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：森樂 | 作者ホームページ：https://twitter.com/Sinra_ura_d?s=06
作成日時：2020年12月3日 23時
