天の声再び ページ18
You side
体力測定もつつがなく()終わり。
いよいよ学年行事に向けてクラスも浮足立っていた。
どうやら自分が選択したコース以外での行動は主にグループ行動らしく、そのグループは今の席順で班を組むらしい。…そんなわけで
「同じかぁ！よろしくなぁAさん」
『よ、よろしくお願いしまぁす…』
前の席である綾さんは勿論、ロボロくんとも同じになりました。
もう一人班の同じ女の子は綾さんと一緒に喜んでいる。人気なのかな、ロボロくん。確かに良い人だけど。
改めて班の中で自己紹介を済ませたあと、係を決めていく。リーダーは特にやりたがる人もおらず、先程から仕切ってくれていた綾さんに。
副リーダーやその他係はじゃんけんで適当決まった。ちなみに私は学習係。写真で記録していればOKらしい。やったね！
その後はグループ内交流の時間となった。班内の話は盛り上がるものの、どうやら自分はあまり見ないテレビドラマの話みたいだった。
自分から話すのって得意ではないし、大人数の中で話すの苦手だし、人が楽しそうにしているのを見るのは好きなのでそのままにして、鞄からメモ帳を取り出す。
夏休み中に出すコンクール画の着色案を考えるのだ。アイデアはこの前花壇整備手伝ったときにらんらんから案を貰ったからそれを採用している。助かった。
時間は有効に使ってこそ。らんらんの案を絵に起こしたあと、違和感がある場所を修正していく。関節とか、バランスとか、いろいろ。
俯瞰の視点はイラストを描く上で重要。だから一通り描き終えたあと一度ペンを置き、遠目から絵を見ようと顔を上げ…………て…
『ｯ!?』
「うわごめん！」
紙を覗き込んでいたのだろう、ロボロくんとばっちり目があった。これ3回目じゃない？よく目があうな。
というか顔近ない？いや近い！近いぞ！！
『わっ私も驚いてごめんなさい。…絵、見てました…？』
取り敢えず顔を少し離せば、彼も気が付いたようで若干赤くなりながらも離れてくれる。女子慣れしてないのかな、なんかごめん。
「見てたけど…あ、もしかして見られたくなかった、とか？せやったらすまん…」
『えっいやそんなことないですよ！？』
私が問うたからなのだろうか、不安そうに聞いてくる彼に申し訳無さが募る。いやでも私あれ以外の話しかけ方浮かばなかったんだ、許して。ほんと。
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森樂(プロフ) - ライアさん» 名推理！わかっていただけて安心しました、大正解です！！ (2020年12月25日 6時) (
レス) id: 319bfda70e (このIDを非表示/違反報告)
ライア(プロフ) - なるほど、名探偵のようなポーズ…実写動画でのお決まりポーズですよね？！ (2020年12月24日 22時) (レス) id: a00b590788 (このIDを非表示/違反報告)
森樂(プロフ) - 小豆さん» 私も美術部員ですこんにち((ありがとうございます、引き続きよろしくお願いします！！ (2020年12月23日 21時) (レス) id: 319bfda70e (このIDを非表示/違反報告)
小豆 - 同じ美術部員ですどう(((めちゃ神作ですね！！（確定）これからも更新応援しています！ (2020年12月23日 11時) (レス) id: 73726d907e (このIDを非表示/違反報告)
森樂(プロフ) - つむ(^p^)**さん» ありがとうございます嬉しいです（号泣）作品の展開的にキャラに偏りありますが続々と出せていけたらなと思うので（願望）これからもどうぞよろしくお願いしますー！ (2020年12月21日 15時) (レス) id: 319bfda70e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：森樂 | 作者ホームページ：https://twitter.com/Sinra_ura_d?s=06
作成日時：2020年12月3日 23時
