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『…冗談だよね』
千切姉「嘘じゃないよ…
豹馬、もう走れないのかな」
そんなこと言わないでよ
『家族が諦めてどうするの』
涙が目に溜まり、声が震える
『一番辛いのは、誰？』
千切姉「っ」
『少しぐらい、信じてあげてよ…
少しぐらい、夢を見ようよ…』
諦めるのは、本人次第
でも、走れないわけじゃない
『私、今から行く』
千切姉「え、」
『じゃ、また』
電話を切って荷物をまとめる
『先生、すみませんが早退します』
「は、はい」
今一番辛いのは身内でも、私でもない
夢を諦めないといけない本人だ
だったら私は
幼馴染として
恋人として
『支えなきゃ』
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作者名：カフェオレさん | 作成日時：2023年3月24日 21時
