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不安と恐怖 ページ46

千切「となると思ったかバカ野郎」

『え』

ダメなの?←

千切「俺が合コン行ったらどうする?」

『泣く』

千切「それを今俺にしたんだろ」

『だって、』

千切「だってじゃねぇ」

『でも、』

千切「でもじゃねぇ」

『…ごめんなさい』

千切「…とりあえず帰るぞ」

腕を引いてレジへ向かう
みんなは笑って見送ってくれた
怒ってないみたいだから良いけどさ?
千切ちゃんが怒ってるんよ







ブルーロックについて、部屋に連れて行かれる
千切ちゃんの使ってる部屋ね
あいにく他の人はいないようだ

千切ちゃんは私をギュッと抱きしめる
その力は強く、温かい

千切「俺に飽きたわけじゃないんだよな?」

『当たり前じゃん』

千切「俺に問題でもあったか?」

『ないよ』

ただ飯に釣られただけだから

千切「もう二度とするなよ」

『ごめんなさい』

千切ちゃんは、私の返事を聞いた後
顔を近づけてきた

『ちょ、近い』

千切「黙れ」

その瞬間
彼の唇が私の唇に触れた

一瞬だったはずなのに
なぜか長く感じた

千切「…どこにも行くなよ」

『……』

千切「お前がいないと俺、不安になるんだ」

千切「サッカーができないと言われた時くらい
いや、それ以上の嫌な感じが込み上げてくる」

『!』

千切「失うのが怖いんだ…」

『…大丈夫だよ』

千切ちゃんの頭をヨシヨシと撫でる

『私が支えるから、
ずっと一緒にいるから
だから、大丈夫』

千切ちゃんが落ち着くまで
私はずっと頭を撫でてやった

サッカーをできないと言われても
今、彼はサッカーをしている

いつまた壊れるかわからない恐怖を
彼は毎日感じている

私、何してんだろ

不安にさせちゃダメじゃん

私が支えないといけないじゃん

ごめんね、

もうしないから

私が支えるから

だからさ、嫌わないで

47→←バレた



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らず - 更新頑張って下さい!応援してます‼ (2023年3月29日 2時) (レス) @page38 id: 420a815871 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:カフェオレさん | 作成日時:2023年3月24日 21時

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