愛が９６つ ページ41
レイ「無意識領域...？」
平然と知らない単語を吐いたエリー
にこにこと笑っている
エマ「出口は？出口はあるの？」
『あるよ
案内してあげよっか』
あっち！と指を指した方向は
周りの景色となんら変わりない
レイ「ほんとか？」
『ほんとよ
道はあるよ
レイ達が見えてないだけで』
３人で目配せをする
取り敢えず今はエリーの話しか手掛かりがない
行ってみる他ないだろう
『後ろの子達、みんな食用児？
随分沢山ね
GP組も、Λ組もママ達もみーんな連れてきちゃって』
ドン「そりゃあ食用児全員だからなぁ...「ちょっと待って」
ギルダが足を止める
険しい顔つきだ
アンナ「ギルダ？どうし__」
ギルダ「どうして４歳のエリーが、GPやΛのこと、知ってるの...？」
ピシリ、と、空気に亀裂が走る
確かに、そうだ
エリーは４歳で秘密を知ったと言ってたけど
それ以外のことは__
『気づいた？』
エリーは先程の無垢な笑顔とは一変
悪巧みをしているような顔で笑った
ピョン、と僕の腕から飛び降りて地面に舞い降りる
『ここはどこか、言ったよね？』
ナット「...エリーの、無意識領域」
意識の及ばない場所
『付け足すなら１３歳の私の、かな』
パキッと背後で音がなった
「うわぁぁ！？」
「なにこれ！？氷！？」
急速に地面を氷が覆いその場全体の温度が下がる
『右手に家族
左手に他の食用児
それ以外は持てないよ』
エリーの声が震えている
『「鬼も殺したくない」なんて、他人に丸投げの理想論言わないでよ！』
エマ「っ______」
『私が、私がどれだけ『お前が何をしたって？』
低く唸る声が重なった
耳につけたピアスが、カラリと揺れる
子供のエリーじゃなくて、
命をかなぐり捨てて戦地へ赴いた香織がそこにいた
『私は死んだ
私の夢は終わったんだ
亡者が戯言を吐き散らしても何にもならないだろう
私の知る"エリー"はもっと優れていた筈なのに
…あなた、もう、いらない』
たった４文字
今までのエリーが瓦解する
消えていく
ノーマン「待って、ダメ、ダメだ、エリー…！」
いかないで
「はなしは おわったかい？」
『…はい』
目の前に「あの方」がいる
どうして、エマが目を丸くした
香織は膝をついた
『今宵月咲香織を人柱として献上致します
どうぞお受け取り下さいませ』
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アイリス(プロフ) - アイさん» ありがとうございます！物語も終盤ですのであと少し頑張ります！ (2021年3月31日 23時) (
レス) id: b185c217cf (このIDを非表示/違反報告)
アイ(プロフ) - すごく楽しくて一気に読んでしまいました！これからも頑張ってください！応援してます！ (2021年3月31日 19時) (レス) id: 2782a43946 (このIDを非表示/違反報告)
アイリス(プロフ) - 多作品のキャラクターを同時系列で纏めてしまうのはあまりオススメしませんね。読者さんに背景設定が伝わりにくくなってしまいます。クロスオーバーなら２作ほどが良いのでは？ (2021年3月22日 19時) (レス) id: b185c217cf (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 貴方の知ってるアニメですよ。ワンピースです。夢主は約エマと炭治郎の娘です。 (2021年3月22日 19時) (レス) id: e8084d140d (このIDを非表示/違反報告)
アイリス(プロフ) - 良いですよ。ただ何の作品かによってはお断りさせていただくかもしれません。どう合作するのかは分かりませんが...。それと申し訳ないですけど東方は知りません。 (2021年3月22日 19時) (レス) id: b185c217cf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アイリス | 作成日時：2021年2月18日 22時
