19話 ページ22
ガラガラガラ！！
私と渉くんの間に長い沈黙の時間が流れていると、勢いよく病室のドアが開いた。
坂田「ごめっ…ん！！！うらさんが記憶なくしてるの言い忘れとった！」
『…遅いですよ坂田さぁぁぁぁぁぁん』
渉「さかた…こいつと知り合い？ファンじゃねーの？」
『ファンじゃないよ』
きっぱり言ったはいいものの、こんなん信じてもらえるわけがない。めっちゃ怪しそうな目でこっち見るやん…。怖…。
渉「…まあ、別に坂田の知り合いならいいけど」
『…あの、RINGO持ってきたんですけどたべます？』
坂田「えっ、食べる」
『あ、はい。坂田さんもどうぞ』
そういって皮をムキムキする。
あ、違うよ、剥き剥きね。
渉「…俺、いいよ。坂田食べれば」
『え』
坂田「えっ」
渉「…食欲、あんまない」
『…そ、そうなんだね。じゃあ坂田さん食べます？』
坂田「あ、ええの？じゃあ遠慮なく」
マジで遠慮なくガツガツ食べてる。
美味しそうに食べる人好きだけどさ((
渉「…なあ、ごめん。二人きりにしてくんね？」
帰れ、と言わんばかりの冷たい言葉。
鉄メンタルの私でも流石に泣きそうになったので大人しく帰ることにした。
『…また来てもいいですか』
渉「…」
坂田「…ごめんなぁ」
『坂田さんが謝ることじゃないですよ。
失礼します』
1.( ´ω` )
2.(´･ω･｀)
3.(´；ω；｀)
渉くん、まじ冷たい……(´；ω；｀)
ーー
ー渉sideー(何気に初めて？)
さっき、知らない女が病室に来た。
記憶がないから強く言えないけど、知らない人だった。坂田は知ってるらしいんだけど。
坂田「…なあ、なんでRINGO食べなかったん？」
渉「知らない人が持ってきたもの、食べられるわけないだろ」
坂田「…それは失礼やろ…。一応、一緒に住んでた人なんやで？」
渉「…あいつと？」
坂田「そう」
渉「…でもさ、坂田も分かるだろ？記憶が無いのに私はあなたと知り合いです、って言われてもすぐには話せないだろ。ファンの可能性もあるし」
坂田「…あの子はファンやないで？うらさんに進められて初めて浦島坂田船のライブに行ったって言うてた」
渉「俺が…？」
坂田「まあ、いつ記憶がもどるか分からへんし気長に待とー！」
渉「坂田は元気だなwそういや、志麻とセンラは？」
坂田「まーしぃはなんかの打ち合わせで、センラマンは仕事」
渉「そっか」
坂田「あ、せや！今日用事あんねんよ…。
ということでばいばい！また来るねー！」
あいつほんとに元気だな。
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はんぺん野郎(プロフ) - 凪咲さん» コメントありがとうございます。一応 夢主ちゃんが15歳、うらたぬきさんが20歳という設定です。多分最初の方はうらたぬきさん学生設定だったはずなんですが途中からおかしくなってきてしまって…汗 (2019年2月21日 18時) (
レス) id: 8470a177eb (このIDを非表示/違反報告)
凪咲(プロフ) - おはようございます。 すいません話を読んでいくうちに夢主と浦田くんの年齢がわからなくなってしまい… 2人は何歳なんですか？？ それと、とても話が面白いです。かなり好きになりました (2019年2月19日 6時) (レス) id: b4e43224fa (このIDを非表示/違反報告)
めい*crew* - 夢主ちゃんの設定の誕生日が私の誕生日の一日後？！？！？！ (2019年1月23日 18時) (レス) id: 6f4d80c867 (このIDを非表示/違反報告)
kapone(プロフ) - 返信ありがとうございます！作品とっても面白いです！これからも頑張って下さい！ (2018年12月27日 10時) (レス) id: e0e8815568 (このIDを非表示/違反報告)
はんぺん野郎(プロフ) - kaponeさん» 実は作者の誕生日なんですﾎﾞｿｯ (同じですね！) (2018年12月26日 22時) (レス) id: 8470a177eb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はんぺん野郎 | 作成日時：2018年11月18日 14時
