【約束のネバーランド】年長者はもう1人。【レイ】

もう5人。 ページ6

「最近図書室に居るよね。

何をそんなに必死になってるの？」



「…別に、必死になんかなってないよ。
ただ、12歳までにはここを出る。それまでにこの本を全部読み切りたいんだよ。」




読みかけのページを目で追いかけながら話すレイ





「へー、、、。」


「はぁ、、、悪かったな。」




パタンと本を閉じて棚に戻す


ずっとレイを見ていると呆れた様子で



「食堂行くんだろ？」


「うん、行こっか」




昔に比べて表情に出さなくなったレイ




けれどもどうにかして私達を里親に出したくないって思いは伝わる



そんなことを考えながら食堂へとまた向かった




既に皆が揃っている



そして準備を手伝い席に座った




「きょうは少し遅れちゃったわね。」


「ごめん、ママ」


「ごめんなさい」



とレイ、Aは謝った



「いいえ、気にしないでいいのよ」


そういうママにほっと安心する2人



「それじゃあ、 いただきます 」




皆は手を組んで、それから食事に手をつける









フカフカのベッド

美味しいご飯




白ずくめの制服





首筋の認証番号





そして







毎日の勉強

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