【約束のネバーランド】年長者はもう1人。【レイ】

もう27人。 ページ28

コツコツ


松葉杖と足を引きづる音で廊下は満ちている

微かに外からはしゃぎ声がして何だか心細くなる

図書室の扉の前まで来るとバダンと扉を開ける

その目の先には




「よっ、」


「よーっす」




レイがいた






……数日前………


「お前そろそろ考えたか？？」


「何が？」


キョトンとするA


その空間にはレイとAのみ

何故、レイ達と距離を取られているのに会話が出来るか

レイがママの隙を見て夜中に来たからだ


「で、このまま計画を話すのもいいけど生憎俺はママの所に行かなきゃ、だ。」


「分かってる」


………………




その約束の日にちが今日の休み時間


ママの目をぬすみ図書室へ来た





私は片手に挟んでいた本を元の場所へ戻し机に座る





「で、計画って何？」


「その前に、一つ質問」




私の話を遮り食い気味で言うレイ

その質問の内容はもう分かりきったことだ






「お前、ハウスから出るきあるのか。」



「…そんなの決まってんじゃん」









、









「出る訳には行かないよ、私は。」

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