検索窓
今日:36 hit、昨日:1 hit、合計:26,740 hit

171.大きな大聖堂 ページ36

目を開くと目の前は大聖堂

『でっっっか』

中に入ると教会

まあ、聖堂だしね

『ここには誰がいるんだろ…』

ぼそっと呟くと上から声が聞こえた

「ねえ、ヴェールどこ行くの!?」

「すぐ下ですわ!聞き覚えのある声が!私の会いたかった人が!

あなたには関係ないですわ!付いてこないでくださいまし!」

「で、でも…」

「あ!!居ましたわ!」

ここは教会なのに騒がしいなぁ、なんて思って振り返ると急に抱きつかれた

「会いたかったですわ!Aさん!!!」

『ふぇ?』


少し金属と女の子らしい甘い香り…

綺麗な銀色に、女の子らしい細さ

あぁ、この子にも私の知らないところで心配を掛けてしまったんだと。

そして覚えていないことに

少し罪悪感を感じた。

しかし、正直に言わないと逆に彼女を悲しませてしまう。

私は冷静に彼女から離れ覚えていないことを告げた。


『ごめんね、私覚えてないんだ…』

「えぇ!私のこと覚えていませんの!?」

『うん、ごめんね…』

「確かに、少し雰囲気も変わりましたし…とても残念です…」


Aと言う存在は彼女らにとってそれほど大きいものだったのだろうか、

172.記憶がなくても→←170.キュートな彼女



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (30 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
71人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:bat | 作成日時:2019年4月13日 1時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。