88.私はラスト ページ42
「あの、サインいいですかー?」
アップルさんとのやり取りを終えると、
近くに座っていたゲストさんに声をかけられた。
ap「構いませんよ」
「Aちゃんもお願いします!」
『はいっ』
アップルさんがサインを書き終え、ペンを渡される。
スラスラと書き始めると、ゲストさんは不思議そうにこちらを見ていた。
「…あの、お2人って仲がいいんですか?」
『そう、なんでしょうか?』
うーん?と思いながら彼の方を見ると、自慢げに
ap「あぁ。一緒にアップルパイを作った仲だ」
と言っていた。
彼の仲良しの基準が正直分からなかったが、
アップルさんは自慢げに言っているし、一応よく話すから仲はいい、のだろうか。
『まあ、私はただの使用人ですからね。
あ、サインどうぞ』
「ありがとうございます!」
『ハッピーヴィランズ、良いハロウィンを。』
1日に5回行われるリクルーティングで私の参加は3回だけ。
あと2回も参加していると彼らの夕食とか色々出来ないのだ。
『それでは皆さん、頑張って下さい』
mf「あぁ、頑張るよ」
ap「もちろんだ」
jh「はーい」
私は彼らと別れバックヤードからホテルに戻った。
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作者名:bat | 作成日時:2018年11月28日 17時