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47.トキメキもクソもない ページ1

その後彼との空中デートはとても楽しかった。


鳥になった気分になれて、下を見ると人が沢山いた。


誰にもバレてないよな…って不安もあったけど、


風が気持ちよくて、空がとっても綺麗だ。


息をするのは少し大変だけれど...


それでもやっぱり、素敵な時間だった。


『ありがとうございます、マルフィさんっ』


「どういたしまして」


ニコッと笑う彼に少しドキッとする。


目を合わせるとドキドキして……




そんないい感じの少女漫画展開だったのだが、
日が傾き始めたのを見てふと、今日の夕食のことが頭に浮かんだ。


考え始めたら止まらない、もうマルフィさんにときめいてるどころではないのだ。


『…』

mf「A?」

『今日の夕食はハンバーグにしてみようかな』

思わず漏れたその一言に、彼は1つため息をついて、

mf「相変わらず君は自由だね…」

なんて、笑っていた。

48.つがいのはなし→



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作者名:bat | 作成日時:2018年11月28日 17時

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