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午後7時 in 地下駐車場
地下に停めていいのはお偉いさんだけなのか高級車がズラりと並ぶ。
時々行き交う車にドキドキしながら淳太くんを待つ。誰かに見られないのかな？こんなとこ。
って不安に弱気にされて私は隅っこに移動してたんだけど、近くに見覚えのある黒のピッカピカの車が停る。
「はよ乗って
見られたら怖いし」
窓が開いたかと思えば早口にそう言われるから鈍臭いなりに早足で駆け込んだ。
バタンっ
「ありがとう、お迎え」
「別に迎えじゃないしそんなんええよ。
会社やしここ」
スーツの淳太くんに会社の制服な私。
こんな格好でどこに行くのかな。
「そういえばこの車っていくらくらいするの？すごい高そう」
「んー、何千万やったっけ忘れた」
「…何千万！？」
いくら大企業とはいえ、30歳そこそこのしかも部長が、こんなの買えるの！？
「そない驚くか？」
「淳太くんって何者…？」
「あれ？言ってへんかったっけ。
俺、御曹子ってやつ。長男やし。」
「は？…待って待って、知らないそんなの」
「いずれは会社継ぐし」
聞いたことも無い話がどんどん語られて私の脳みそはキャパオーバーですよ
お金持ちなのはなんとなく知ってたけど社長の息子なの！？知らないよ、そんなん！
「まぁまだじいちゃんが社長しとるから俺には回ってこんけどな。やから社会勉強しとる」
「……へぇ、すごいね」
私なんかが首を突っ込める世界じゃなさそうだから大人しく浮気相手しとこ…
「珍しいな、お前」
「ん？なにが？」
「いや、なんもない。
どこでも連れてったるけどどこがええ？
フレンチ？イタリアン？和食？それか高級ホテル？」
「……じゅんたくんのいえ」
「…え？」
「だめ？かな。
ふたりがいいなあって」
「ええに決まっとるやん、行こか」
どんなに美味しい料理も、綺麗な景色も、淳太くんとふたりきりの時間には勝てないって思ってるよ、私は。
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らみ(プロフ) - はるさん» ありがとうございます！！！嬉しいです(T_T)更新頑張りますね！！！ (2019年3月4日 21時) (
レス) id: e8ab226f15 (このIDを非表示/違反報告)
はる - すごく話が大好きで、大人な恋愛する淳太くん最高に最高なので更新待ってます(´；ω；`) (2019年3月2日 8時) (レス) id: 57649eb6f0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：らみ | 作成日時：2019年2月13日 2時
