検索窓
今日:29 hit、昨日:21 hit、合計:134,869 hit

鬼 四十二 ページ44

遊郭での戦いから2ヶ月程たち新しい生活にも慣れてきたころだった。



『童磨〜今からお出かけしない?』



童磨「そうだね、今日の夜は満月だし…綺麗な月でも見ながらお酒を飲もうか」



『いいわね、それ!じゃあ、あの桜の木の下にいきましょ!』



童磨「いいけど今は桜の季節じゃないよ?」




『いいのー!あそこは貴方に恋をした場所だから』



童磨「あのとき俺のことを好きになってくれたの?フフっ可愛いねぇ」


『うるさいなぁっ!……フフっいきましょ!』




.
.
.
.
.
.



『やっぱりなーんもないかぁ、、春じゃないもんなぁ』


童磨「言ったじゃん俺ー」



『んんー……でも、ここにくると胸が暖かくなるよ。大好きな場所なの』



童磨「そっか…俺は君といるならどこだって素敵な場所に変わるからね」



『っ////ほんっっと女の扱い方上手すぎなのよ』




童磨「愛音のことが好きだからだよ」



『私は愛してる』



童磨「俺も愛してる心の底から」




「フッくだらんな……見損なったぞ童磨…」



童磨「っ!!!む、無惨様……」




『な、なんでここに……』



どうしよう、2人とも殺されちゃう。



でもなんでここに……呪いは解いたって言ってた!




せっかく2人で暮らそうって…幸せになれると思ったのに。



無惨「呪いか…この場所が分かったのは鳴女のおかげだ。そして、私はまだお前達を殺さない…」



『ど、どういうことよ』




無惨「もう一度鬼狩りと戦えと言っているのだ」



童磨「分かりました…もう一度戦います。2人で。ですから今回は…」



無惨「お前ならそう言ってくれると信じていたよ、………今回は見逃そう。次やったら分かるな?」




『っっ……』



圧が凄い…これが鬼舞辻無惨。


そう言い消え去った。




『ど、童磨……また戦うの?……私、考えたのに…2人でどうやって生きていくか』




童磨「俺もだよ…無惨様にはかなわなかったなぁ、、君は何もしなくていい。家で帰りを待ってくれるだけでいいから」




『何言ってるの!私も戦う!』




童磨にもう人は殺させたくない。



これから先、、少しでも貴方が幸せになれるように。


過去には人を食べすぎたかもしれないけど…今はこーやって愛しあって人の気持ちとか分かるようになってきたじゃん。




『もうやだよ……ここで終わりにしよう?』



童磨「…え?」



シャキッ

鬼 四十三→←鬼 四十一



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (113 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
338人がお気に入り
設定タグ:鬼滅の刃 , 童磨 , 宇髄天元
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

零 月(プロフ) - 神崎さん» それは嬉しすぎる言葉です〜!! (2020年4月16日 9時) (レス) id: 972afe5177 (このIDを非表示/違反報告)
神崎 - めちゃくちゃ泣きそうになりました! (2020年4月15日 22時) (レス) id: bf878b2d72 (このIDを非表示/違反報告)
零 月(プロフ) - マカロニさん» ありがとうございます!m(*_ _)m 最後までありがとうございました! (2020年4月2日 12時) (レス) id: 972afe5177 (このIDを非表示/違反報告)
零 月(プロフ) - ゆらさん» ほんとですか??感動していただけて嬉しいです! (2020年4月2日 12時) (レス) id: 972afe5177 (このIDを非表示/違反報告)
マカロニ - 号泣しました めっちゃ面白かったです (2020年4月2日 12時) (レス) id: daf3590eea (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:零 月 | 作成日時:2019年9月27日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。