鬼が愛したのは音柱の継子でした 【鬼滅の刃】

鬼 二十一 ページ22

あれから私は1週間の絶対安静をしのぶさんから言い渡された。


ほんとに、暇だ。


今は怪我人もいないし。病室には1人。



ずっと1人でぼーっとしている。



早く体動かさないと、体訛っちゃうのになあ。



傷が塞がってくれないのだ。



童磨って、やっぱ凄いよな。力は完全に本気じゃないのに。ここまで傷が深いんだもん。



あれからものすごく考えたんだ。


次、童磨に出会ったら私は鬼殺隊を辞めようと思う。



あんなに悩んでたらあいつの頸なんかはねれない。



だから、童磨についていく。あいつが、鬼殺隊に手を出さないように。



私が見張っておくんだ。みんなには申し訳ないけどこれが1番いい。



これは、半分口実なのかもしれない。鬼であるあいつと一緒にいるにはこんな理由がないと一緒に入れないのだから。



情けないな。婚約者である賢二を失ってから覚悟を決めて鬼殺隊に入ったのに。



そして、天元師範にも申し訳ない。ここまで強くさせてくれたのに。



私を好いてくれたのに。



他のみんなもだ。





ごめんなさい。私はいつかここを去ります。



私が鬼殺隊でいられるのも時間の問題かな。




そう思いまた眠りについた。


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童磨side


俺は愛音を愛してる。心から。


初めて出会ったとき、これが恋なのかと胸をうたれた。


初めてだったから。


でも、人を殺す度に君のことを思い出してしまう。


そして、絶対に俺と君は結ばれないって確信していた。



鬼だもんね。君は人間。



でも、この気持ちが止まることはない。



だから、君に夢の中で会ったんだ。



少しでも一緒にいたいから。




また会いにいくね。



童磨side終了

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