【鬼滅の刃】ツガイ【短編集】

不死川実弥 ページ8

「今日から森柱になる、森羅Aだよ。みんな、仲良くしてあげてね」


時透無一郎くんと同じく天才的な才能を持ち、刀を握って3ヶ月で柱となった15歳の私、森羅A。柱になれた、才能があった。そんな理由だけで私は自分がアルファだとその時は勘違いしていたのだ


「っあ、なに、これ...ひ、ぅ」

「あァ？何が...っ！」


突然身体が熱くなり、敏感になっているからか服が擦れるだけで感じる身体。一緒に任務に来ていた風柱の不死川さんも私の異変を感じとったのか、私から離れた


「てめェ...オメガだったのかよォ！」

「あ、ちが...わかんなっ」

「あ"ぁ！？わかんねェだと！？てめェのそれが俺ら柱を苦しめることになるんだよ！それさえもわかんねェのかァ！！」


不死川さんの言いたいことはわかる。柱のみんなは全員アルファだ。私の、オメガの出すものに惹かれ、襲ってしまうことがある。そんなことがあっては困る。ましてや柱がオメガを襲ったなんて噂が流れれば鬼殺隊柱の立場が危うくなってしまう


わかってる、そんなことは。でも私はまだ発症していなかったから気づいていなかったんだ。自分の才能に浮かれ、自分がアルファだと勝手に思い込んで彼らと接してしまった。非があるのは完全に私だ。そう思うと涙が出てきてしまい、泣いてしまう。不死川さんは黙ったままかと思いきや、いきなり私を抱き上げ、近くの藤の花の家紋の家に連れてきた


「悪ィなぁ。部屋貸してもらうぜ」

「どうぞ、ごゆっくり」

「え、しなずがわさ...きゃっ！！」


部屋に入ると投げ飛ばされ、不死川さんに組み敷かれる。完全に私の動きを止めた不死川さんは言った


「噛んでやってもいいぜェ。てめぇがいいならなァ」

「っ...でも、」

「まあ噛むんだけどよォ。惚れた女がオメガたァ俺も運がいいじゃねぇか」

「え...」


楽しそうに笑った不死川さんは唇に深い口付けを落とす。そして私に快楽を与えながら強く噛みつき、項にくっきりと付いた噛み跡を残した
___________________________

実弥さん、口調わかんねぇぇえ！！

リクエストありがとうございました！！

鬼舞辻無惨→←不死川玄弥

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す