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story 22 ページ23

唇を離した累は優しく指で私の涙を拭き取ってくれる。いつもの優しい笑みを向けてくれて、身体が、心が幸せだと叫んでいる。起き上がって累に抱きつくと優しく抱きしめ返してくれた。今の累なら、きっと私のことを理解してくれるはず


「累、逃げよう。2人で遠くに逃げて幸せに暮らすの。誰にも邪魔されないところで、私が死ぬまで一緒にいて欲しい」

「っ、ダメだ!人間の君が鬼と暮らすなんて絶対に!!」


炭治郎さん、貴方を守るためにここからいなくなろうとしているのに、なぜ貴方は私を止めるの?


「...累は私の夫です。貴方には関係ない。それに累が貴方を殺すことはきっとないでしょう。彼の気が変わる前に私はここを去ります。貴方はその子と幸せに暮らしてください。...そして、私たちのことは忘れてください」

「嫌だ!君はそれで幸せなのか?人間から離れてその鬼と2人きりで幸せになれるのか!?」


やめて、やめてよ炭治郎さん。私の覚悟を変えるようなこと言わないで。累とずっと一緒にいるにはこうするしかないんだから


「本当に望んでいるのならそんな悲しい匂いはしない!なんで嫌だって言わないんだ!?」

「...うるさいな。Aは僕と共に生きることを選んだんだ。お前には関係ないだろう。本当に殺して欲しいか?」

「累っ!」


早くここから離れなければ炭治郎さんが無事では済まない、そう思った私は殺気を振りまき始めた累の腕を掴んでその場から立ち去ろうとした。その時だった


「鬼と人間がなぜ一緒にいるんだ」

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黛パフェ(プロフ) - 自分のことを愛して必要としてくれる累を最終的に選んだ、ということになります。もし累ではなく炭治郎と先に出会っていたら炭治郎を選んだと思います!というような感じです! (2021年10月27日 18時) (レス) id: 8c9d1a6f15 (このIDを非表示/違反報告)
黛パフェ(プロフ) - ありあさん» 作品を読んでくださり、ありがとうございます。私の中では、人間の自分を助けて必要としてくれた累に依存してしまっていて好きだと思い込んでいる時に炭治郎に一目惚れをしてしまった、という感じですね。炭治郎が夢主を好きだというのを夢主は知らない訳ですから (2021年10月27日 18時) (レス) id: 8c9d1a6f15 (このIDを非表示/違反報告)
ありあ - とても面白かったです。一つ疑問に思ったのが炭治郎に一目惚れしたのに地獄で累にあった時恋焦がれていたと書いてあります。ということは夢主は二人を同時に好きだったということですかね? (2021年9月20日 16時) (レス) id: afb0d23f81 (このIDを非表示/違反報告)
黛パフェ(プロフ) - あやりんさん» 見てくださってありがとうございます。地獄でもラブラブしてて欲しいです笑。本当にありがとうございました! (2020年7月24日 19時) (レス) id: d3f83fb575 (このIDを非表示/違反報告)
あやりん - 感動しちゃいましたーー!!(泣)地獄に、堕ちて、会うなんて。。。もう泣くしか無い!!! (2020年7月24日 17時) (レス) id: 5191a250c9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:パフェ | 作者ホームページ:   
作成日時:2019年8月14日 12時

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