story 10 ページ11
あの日から累はほぼ毎晩私を求めてくるようになった。正直に言うと身体は限界である。けれど、累から与えられるあの甘い言葉と雰囲気によって断ることが出来ない
「A、今日も...」
「えっ、いや、あの...累、私もう腰が」
「え?ダメなの?」
累はシュン、と悲しそうな顔をする。私がその顔に弱いの絶対知っててやってるんだからタチが悪い。遠慮気味に累の着物の袖を引っ張ると嬉しそうな表情になって私に飛びついてくる
「累っ」
「A。僕はAと僕の子供が欲しいんだ。毎日愛し合ったらできるでしょ?」
そう言いながら私の着物を脱がしていっていつも通り累が付けた傷をペロリと舐める。...そもそも鬼と人間で子供はできるのだろうか、などという疑問が頭に浮かぶ。私の考えを読み取ったのか、累は言った
「鬼と人間でも子供はできるよ。無惨様も人間との間に子を宿したからね」
「十二鬼月の累なら、できるってこと?でももし私の身体に問題があったら...」
「大丈夫だよ。Aなら」
その自信は一体どこから来るのだろうか。美しい顔で笑いかける累に少しだけ戸惑ってしまった
「もう話はいいでしょ。ねぇ、A、愛してるよ」
毎回一枚上手な累にまた今日も愛されてしまったのであった
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謎の番外編みたいな話になっちゃったよ?
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これからも頑張ります!
よろしくお願いします!
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黛パフェ(プロフ) - 自分のことを愛して必要としてくれる累を最終的に選んだ、ということになります。もし累ではなく炭治郎と先に出会っていたら炭治郎を選んだと思います!というような感じです! (2021年10月27日 18時) (レス) id: 8c9d1a6f15 (このIDを非表示/違反報告)
黛パフェ(プロフ) - ありあさん» 作品を読んでくださり、ありがとうございます。私の中では、人間の自分を助けて必要としてくれた累に依存してしまっていて好きだと思い込んでいる時に炭治郎に一目惚れをしてしまった、という感じですね。炭治郎が夢主を好きだというのを夢主は知らない訳ですから (2021年10月27日 18時) (レス) id: 8c9d1a6f15 (このIDを非表示/違反報告)
ありあ - とても面白かったです。一つ疑問に思ったのが炭治郎に一目惚れしたのに地獄で累にあった時恋焦がれていたと書いてあります。ということは夢主は二人を同時に好きだったということですかね? (2021年9月20日 16時) (レス) id: afb0d23f81 (このIDを非表示/違反報告)
黛パフェ(プロフ) - あやりんさん» 見てくださってありがとうございます。地獄でもラブラブしてて欲しいです笑。本当にありがとうございました! (2020年7月24日 19時) (レス) id: d3f83fb575 (このIDを非表示/違反報告)
あやりん - 感動しちゃいましたーー!!(泣)地獄に、堕ちて、会うなんて。。。もう泣くしか無い!!! (2020年7月24日 17時) (レス) id: 5191a250c9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:パフェ | 作者ホームページ:
作成日時:2019年8月14日 12時