人間のクズ。

幸せ少女 ページ42

私は、「あなたは幸せでしょ」と言われることが大嫌いです。


はい。私は幸せであります。


何かの言葉に喜んで、
好きなことをして、

普通に生きております。クズながら生きております。





ですが、辛いこともあるのです。
苦しいものもあるのです。
心がとても痛くなるのです。


そんな時、“それくらい”や“十分、幸せ”で済ますのは嫌いです。









【何で貴方達が私が幸せだって決めつけるの？
その時点で私の思う幸せじゃない。私の幸せを自分で決められない時点で私は幸せじゃない】





【他人の評価で、価値観で、全てが決められる世界のどこが自由なの？幸せなの？
そう聞く権利さえ、私には与えてもらえない】




これは以前、何年か前に私が書いた日記の一部です。日記の内容を一語一句違わずに書きました。



小学生の頃のものでした。

かつての日記を振り返ると、私は私だと実感致します。







「幸せを自分で決められない時点でそれは幸せじゃない」これは今も思っております。




昔の私は、本当に病み気だったのだと思います。今もそうかも知れません。


今は中二病、や厨二病じみたことを申しておりますが、先ほどの日記の内容を乗せたものは小学生の頃のものです。





普通に朝見かける、通勤通学の時に見かけるランドセルを背負った子供の中に、あれを書いた馬鹿なガキがいたのです。







ランドセルを背負った子供が書いた日記の内容にしては気持ちが悪い。







私は両親が、祖父母が、友人が、大好きで大好きで仕方ありません。

ですが同時に、一番見ていて吐き気を覚え、絶望し、軽蔑した人間でございます。






いえ、二番目でしょう。






一番は、戯言ばかりの愚人である私でしょう。


私は傲慢強欲であります。









【私の欲したものは一生を賭けて手に入るかも分からない。何故なら手に握っているものを私は未だ知り得ないのだから】





こんな私に、自分の方が幸せと言ってくださった方々、ありがとうございます。






私は、その言葉をもらい、心から自分は幸せ者だと思います。




あぁ、優しい人、悪い人、分からぬ人、申し訳ありません。お許しください。


何も分からぬ私を、クズな私を、未だにこんなものを書く私を、勇気のない私を、




どうかどうかお許しください。

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