夢主ハンターズ５ ページ10
＿＿
「「ごちそうさまでした」」
皆で手を合わせて声を揃えた。
「いやー、Aちゃん料理上手いね！美味しかったよー、あ。片付け手伝おうか？」
「え。いいんですか、御国さん。じゃあ、お願いします」
と、言うわけで御国さんと私で片付け、他の３人は何やら怪しい空気に紛れてガチ勝負をやっている。
ちなみにチェスで。何か賭け事してんのかな？
「じゃあ、食器そこ置いといてください」
「はいはーい」
蛇口から水が丁度いい勢いで流れ落ちてくる。しばらくの間御国さんと並んで皿洗いをして、今は皿を拭いている。
「大変だねー、いっつもこれやってるの？」
「そういえばアンタお金持ちか。そりゃやんないよな、こう言うの」
「うん、やんないね！」
あはは、と笑う御国さんだが、少しするとはあ、と深呼吸をして自分を落ち着かせるように胸に手をおいてもう一度息を吐いた。
え、なんだ？なにするつもりだ、このアベコン。
「……Aちゃん、ごはん粒付いてるよ？」
「え？本当ですか？」
女子力低いな、私。今時ごはん粒ついてる女子高校生とかいるの？いないよな、うん。
とりあえず頬に手を伸ばすと御国さんが私の手首を固定して遮った。
「オレがとってあげるよ、Aちゃん」
「え？そうですか？……じゃあお願いします」
ニコッといつものムカつくような笑顔で笑ってそう言った。お言葉に甘えよう。
「………目、閉じてくれる？」
「何で閉じる必要あるんですか」
そう文句を言いながらも目を閉じると、頬に何かが触る感触があった。まあ、指なんだろうけど
だけど、指よりも柔らかくて、微かに湿っていて……
「御国さん？」
目を開けたら御国さんの姿はなかった。あれ？何か目に違和感ある。
何かと思い触れてみたら眼鏡のようなものがあった。外して見ると、手に握ってあるのは
………鼻眼鏡だった。
「あの野郎っっ！！！！」
殺そう。ロープなしのバンジージャンプだ覚悟してろ御国アベコン野郎。←
「Aちゃーん！それ似合ってたよー！」
「そこで待ってろクズ野郎！！！！」
あれ？そういえば、今日のメニューはハンバーグからスパゲッティに変えたはず……
ごはんなんて、出したっけ？
御国さんの耳が、赤くなっていたような気がした。
＿＿
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志吾(プロフ) - 珀弥さん» ありがとうございます！もう一回言います、ありがとうございます！！そんなに言って貰えて光栄です！本編もよろしくお願いします！ (2014年12月27日 18時) (
レス) id: f062d4abc7 (このIDを非表示/違反報告)
志吾(プロフ) - まいまいさん» ありがとうございます！こちらこそリクありがとうございました！とても楽しく書かせてもらいました！！本編もよろしくお願いします！ (2014年12月27日 18時) (レス) id: f062d4abc7 (このIDを非表示/違反報告)
珀弥 - 面白いです!!!!!!もう一回言います、面白いです!!!!!!本当はもっと言いたいんですけど何回になるかわからないんで止めときます(苦笑い) (2014年12月26日 13時) (レス) id: 9cb79f417c (このIDを非表示/違反報告)
まいまい - ありがとうございました！すごく素敵なお話さすがです！クロ大好き野郎なのですが、強欲組に目覚めそうです...！リヒたんもロウレスも良いやつすぎる...っ！！これからも更新楽しみにしてます！頑張ってください！！ (2014年12月25日 13時) (レス) id: f4418b60b2 (このIDを非表示/違反報告)
志吾(プロフ) - 華さん» ありがとうございます！！じゃあ私はリヒたんの下僕にいいいい((刺 (2014年12月25日 4時) (レス) id: f062d4abc7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：志吾 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/c1ec8b99301/
作成日時：2014年11月11日 20時
