吸血キングゲーム１２ ページ29
＿＿
「王様だーれだ」
「僕」
「何お前、どんな手使ってんの」
流石に５連続はない。絶対あり得ない。皆…というか反逆罪組からの疑いの視線が椿に送られてくる。
だがそんなの気にせず椿は爛々と目を輝かせ、大変面白そうな表情で命令を下す。
「四番の人」
「……お？」
四番、という数字に反応したのはゲームをしていたクロだった。
また変な命令出すんだろうな……。はあ、私も当てられないように気を付けよ
すると部屋の扉がガチャリ、と音を立てて開いた。そこには茶髪を結い上げた綺麗な店員さん。その手に持っているのは…＿
「あはっ 来た来た。二番の人とポッキーゲーム、やらなかったら反逆罪っ
後、ポッキーを折ったら、折った方…反逆罪ね？」
だ か ら 何 で 私 の 番 号 わ か ん だ よ ←
綺麗な店員さんが持ってきたのはチョコと苺味のポッキーセット。ニヤニヤしながら出ていったのがよくわかる。
くっそ腹立つなあの麗しきお方は←
隣に座っていたクロと顔を見合わせる。てか、二人とも反逆罪を避けるのにはキスするしかないと？
「ク、クロ……？」
「………っ…、なんだよ…」
息を詰まらせ、少し頬を赤く染めながらクロは返事をした。
大事なこと、聞こうとおもうんだ
「＿＿＿
……ポッキー、どっちの味がいい？」←
「お前やる気満々か…向き合えねー…」
大丈夫。私反逆罪とか嫌だし、椿に仕返しするし。クロなら折ってくれるはず。
「お前したことは…」
「ない」
「だよな」
ちなみに私は苺派なので苺味のポッキーを食わえて待っている。ていうか反逆罪組の視線がいた痛い。
メッチャじーっと見られてる。強欲組は…え、なにこれ殺気？御園もメッチャ気に入らなそう。
そして桜哉は大変心配そうにこっちを見ている。心配、と焦り？なんだろ、どうしたのかな。
つーかヒューは爛々と目を輝かせないで、子供が見るものじゃない←
そしてクロが私とは反対側の方を恐る恐る食わえた。そんなに恥ずかしがらないでほしいのだが……。
そして次の瞬間。
「………無理」
クロはそう呟いてポキッとポッキーを折った。真っ赤になった顔を私から隠すようにそっぽを向く。
「あはっあはははっははははっ じゃあ、兄さんが反逆罪ね？」
＿＿
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志吾(プロフ) - 珀弥さん» ありがとうございます！もう一回言います、ありがとうございます！！そんなに言って貰えて光栄です！本編もよろしくお願いします！ (2014年12月27日 18時) (
レス) id: f062d4abc7 (このIDを非表示/違反報告)
志吾(プロフ) - まいまいさん» ありがとうございます！こちらこそリクありがとうございました！とても楽しく書かせてもらいました！！本編もよろしくお願いします！ (2014年12月27日 18時) (レス) id: f062d4abc7 (このIDを非表示/違反報告)
珀弥 - 面白いです!!!!!!もう一回言います、面白いです!!!!!!本当はもっと言いたいんですけど何回になるかわからないんで止めときます(苦笑い) (2014年12月26日 13時) (レス) id: 9cb79f417c (このIDを非表示/違反報告)
まいまい - ありがとうございました！すごく素敵なお話さすがです！クロ大好き野郎なのですが、強欲組に目覚めそうです...！リヒたんもロウレスも良いやつすぎる...っ！！これからも更新楽しみにしてます！頑張ってください！！ (2014年12月25日 13時) (レス) id: f4418b60b2 (このIDを非表示/違反報告)
志吾(プロフ) - 華さん» ありがとうございます！！じゃあ私はリヒたんの下僕にいいいい((刺 (2014年12月25日 4時) (レス) id: f062d4abc7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：志吾 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/c1ec8b99301/
作成日時：2014年11月11日 20時
