吸血キングゲーム９ ページ26
＿＿
「王様だーれだっ」
「はーい、僕でーす」
「え」
悪夢再び。どうやらまた椿が王様を引き当ててしまったらしい。うん、何か不自然だけど…。運いいな、コイツ。
「そうだねぇ…。折角カラオケにいるんだし……、七番の人にはこれを歌ってもらおうかな？」
「む。何だ？僕が歌を歌うごときで反逆罪になるとでも？」
七番はどうやら御園らしい。確かに歌うくらいどうってことないだろう。もともと歌うところなんだし、ここは。
椿からカラオケの選曲用のリモコンを受けとると、特にそういった反応をしめさなかった。どうやらそういう曲じゃないらしい。
「これを歌えばいいのか？聞いたことない歌だが」
「んー、じゃあ反対から読んでごらんよ？」
え 、 ま さ か
「なっ………！？」
御園は何かに気付いたように顔を真っ赤にして「これを！僕に歌えと！？」と椿に言っている。
ほとんどの人が頭にはてなを浮かべているが、そう『ボカロ』あたりも聴く私にはすぐに察しがついた。
「御園、ちょっと私にも見せて」
そう言って強引に覗き込む。そして、そこに表示された文字は私の予想通りだった。
『くるみ☆ぽ＿＿』
「アウトおおおおおおおお！！！
椿！バカかよお前！？御園だぞ！？あの御園だぞ！？容赦ねぇなっっ！？」←
「あはっあははっあはははははっはははははははっはははははっははっ
で、歌うの？歌わないの？」
「うう……っ貴様ああああああ！」
結局御園は私に止められ続け(だって御園だし)御園は歌わず反逆罪で除外されてしまった
非道だな、コイツ
＿＿
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 67人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「成り代わり」関連の作品
【暁のヨナ】私に出来ることを 2章
上鳴電気に成り代わったチート少女の最終任務！【僕のヒーローアカデミア】【成り...
孤児院の私を救ってくれたのは異能力者達でした
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
志吾(プロフ) - 珀弥さん» ありがとうございます！もう一回言います、ありがとうございます！！そんなに言って貰えて光栄です！本編もよろしくお願いします！ (2014年12月27日 18時) (
レス) id: f062d4abc7 (このIDを非表示/違反報告)
志吾(プロフ) - まいまいさん» ありがとうございます！こちらこそリクありがとうございました！とても楽しく書かせてもらいました！！本編もよろしくお願いします！ (2014年12月27日 18時) (レス) id: f062d4abc7 (このIDを非表示/違反報告)
珀弥 - 面白いです!!!!!!もう一回言います、面白いです!!!!!!本当はもっと言いたいんですけど何回になるかわからないんで止めときます(苦笑い) (2014年12月26日 13時) (レス) id: 9cb79f417c (このIDを非表示/違反報告)
まいまい - ありがとうございました！すごく素敵なお話さすがです！クロ大好き野郎なのですが、強欲組に目覚めそうです...！リヒたんもロウレスも良いやつすぎる...っ！！これからも更新楽しみにしてます！頑張ってください！！ (2014年12月25日 13時) (レス) id: f4418b60b2 (このIDを非表示/違反報告)
志吾(プロフ) - 華さん» ありがとうございます！！じゃあ私はリヒたんの下僕にいいいい((刺 (2014年12月25日 4時) (レス) id: f062d4abc7 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：志吾 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/c1ec8b99301/
作成日時：2014年11月11日 20時
