夢主ハンターズ９ ページ14
＿＿
「ふあ……っ よく寝た…」
翌朝、疲労がサッパリと取れた身体を引きずりながらリビングへ向かった。それにしても昨日は何だったんだ。折角の休日だったのに。
「………え」
「おー…はよ…」
「……精神科行くか？」←
「何でだよ」
珍しすぎる、クロが私よりも早く起きているなんて。今日はエヴァが降ってくるんじゃないか？←
今日は学校のある平日なので、さっさと朝ごはんを作ってしまおう。精神科は帰りかな。
キッチンに立ち簡単な材料を冷蔵庫から取り出す。ソファに座ってゲームをやるクロは何処か機嫌がよさそうだ。
ゲーム、クリアしたのか？
『さて次は占いコーナーです』
テレビから女子アナの声が聞こえてくると、「お…」と言うクロの声が続いて聞こえてきた。
クロはゲームをやめてテレビをまじまじと見つめている。好きだなー、占い。何か私よりも女子らしくないか？
苦笑いしながら私は棚からフライパンを取り出した。
すると、リビングの方からテレビの音声が聞こえてくる。
『＿あのー、昨日私イニシャルＭ・Ｓのカレにチューしてもらったんですけど、やっぱりカレが運命の人だったんですか？』
『おめでとうございます！＿＿ですが、それはちゃんと唇にですか？』
『いえ、ぽっぺですけど…』
『残念ですが、唇でないと効果がありません』
『えええー』
運命の人、ねえ…。そういえば昨日そんなこと言ってたな。占いで。あのポイントってヤツ、『キス』だったのか。
あれ、メッチャ思い当たる節あるぞ。
条件反射でクロの方をチラリ、と見るとピシっと完璧に石化していた。と思うくらい固まっていた。
「クロ…？どうかした…か…」
そう声をかけた瞬間に、ピンポンと呼び出し音が鳴り響いた。え、え。何怖いんですけど。
持っていたフライ返しをカラン、と床に落とし小さな音が妙に響く。＿＿それが合図だった。
「…A……！」
普段からあまり声を上げないクロが小さく叫び
「A！」
桜哉が窓を割って侵入して
「城田！」
「お邪魔しまーす、Aちゃん」
どうやってドアから入ってきたかわからないが玄関の方から有栖院兄弟が入ってきた
「ちょ、あの短時間でどうやって来たんだよおおおおおお！？」
私の絶叫が、朝一に響き渡った。
＿＿＿ＥＮＤ＿＿
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志吾(プロフ) - 珀弥さん» ありがとうございます！もう一回言います、ありがとうございます！！そんなに言って貰えて光栄です！本編もよろしくお願いします！ (2014年12月27日 18時) (
レス) id: f062d4abc7 (このIDを非表示/違反報告)
志吾(プロフ) - まいまいさん» ありがとうございます！こちらこそリクありがとうございました！とても楽しく書かせてもらいました！！本編もよろしくお願いします！ (2014年12月27日 18時) (レス) id: f062d4abc7 (このIDを非表示/違反報告)
珀弥 - 面白いです!!!!!!もう一回言います、面白いです!!!!!!本当はもっと言いたいんですけど何回になるかわからないんで止めときます(苦笑い) (2014年12月26日 13時) (レス) id: 9cb79f417c (このIDを非表示/違反報告)
まいまい - ありがとうございました！すごく素敵なお話さすがです！クロ大好き野郎なのですが、強欲組に目覚めそうです...！リヒたんもロウレスも良いやつすぎる...っ！！これからも更新楽しみにしてます！頑張ってください！！ (2014年12月25日 13時) (レス) id: f4418b60b2 (このIDを非表示/違反報告)
志吾(プロフ) - 華さん» ありがとうございます！！じゃあ私はリヒたんの下僕にいいいい((刺 (2014年12月25日 4時) (レス) id: f062d4abc7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：志吾 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/c1ec8b99301/
作成日時：2014年11月11日 20時
