夢主ハンターズ７ ページ12
＿＿
色欲、嫉妬組が帰りクロは家でゲームをし始めてまたいつもみたいな光景に戻りつつあった、夜の９時。御園、もう寝たかな…？
最後に桜哉と別れて、クロと少しだけゲームやって寝よう。
「じゃあね、桜哉。夜道には気を付けろよ」
「それ言うの普通オレなんだけど…」
細かいこと気にすんなよ、生きていけねぇぞ全く。私の家の前で少しだけ話していたけどもう真っ暗だし、危ないよね、うん。
「後オレ、吸血鬼だから」
「そうでした。襲う側だった」←
ヤベェ、忘れてた。コイツ吸血鬼だった。
ハッとして桜哉の方を見た。鋭い八重歯、赤い瞳。そうだよ、吸血鬼だコイツ。
「……A」
「あ、おう。どうした？」
「じゃあな」
ニコ、と微笑んだ桜哉は心の底から笑っていた、偽りのない笑顔だった。何か、乙女チックかも知れないけど、……眩しかった。
偽りのない桜哉の笑顔は慣れなくって、少し胸が一瞬高鳴った、ような気がした。
「……うん。
………アディオス、桜哉」←
「今言うかそれ」
ズバリ、と笑顔を引っ込めた桜哉は一刀両断した。お、おうふ…。素晴らしいくらいの真顔だ。
いや、だってああでもしないと…なんと言うか、うん。らしくない…、と言うか…
桜哉からそっぽを向いて「そう、だよね。うん。」などと呟く。
すると後ろから桜哉のため息が聞こえた。そして次の瞬間、ふわ…っと桜哉が私を包んだ。
「…え、さ…桜哉、君？」
「うるさい」
「はい」
さらにギュウ、と私を抱き締める力が強くなる。懐かしい、桜哉の香りが鼻を掠める。
ええ……なにこれ。皆今日一気にデレすぎじゃないか…？
額に脂汗を浮かべて黙って桜哉に抱き締められる。
「A…、ごめん」
「え？ちょ、桜哉＿」
ちゅ、と耳元でリップの音がした。
……………へ？
「さ、桜哉っっ！？」
バッと離れて耳を手で押さえた。ヤバイ、ヤバイぞ。メッチャ顔が熱い。
だけど、それは桜哉も同じなようで私のことを見るなりカァッ、と顔を赤くした。
「………っ
＿＿＿ほんっと、ごめん…！」
とどめにボンっと顔面を焼け野原にした桜哉が逃げるようにその場を去った。
……お、おう。駄目だ、まだ熱い。
＿＿
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志吾(プロフ) - 珀弥さん» ありがとうございます！もう一回言います、ありがとうございます！！そんなに言って貰えて光栄です！本編もよろしくお願いします！ (2014年12月27日 18時) (
レス) id: f062d4abc7 (このIDを非表示/違反報告)
志吾(プロフ) - まいまいさん» ありがとうございます！こちらこそリクありがとうございました！とても楽しく書かせてもらいました！！本編もよろしくお願いします！ (2014年12月27日 18時) (レス) id: f062d4abc7 (このIDを非表示/違反報告)
珀弥 - 面白いです!!!!!!もう一回言います、面白いです!!!!!!本当はもっと言いたいんですけど何回になるかわからないんで止めときます(苦笑い) (2014年12月26日 13時) (レス) id: 9cb79f417c (このIDを非表示/違反報告)
まいまい - ありがとうございました！すごく素敵なお話さすがです！クロ大好き野郎なのですが、強欲組に目覚めそうです...！リヒたんもロウレスも良いやつすぎる...っ！！これからも更新楽しみにしてます！頑張ってください！！ (2014年12月25日 13時) (レス) id: f4418b60b2 (このIDを非表示/違反報告)
志吾(プロフ) - 華さん» ありがとうございます！！じゃあ私はリヒたんの下僕にいいいい((刺 (2014年12月25日 4時) (レス) id: f062d4abc7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：志吾 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/c1ec8b99301/
作成日時：2014年11月11日 20時
