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【愛故フードファイト4】 ページ33

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そんなことを聞いている間にも時間は経つ。周りのフードファイターはペースこそ落ちているものの、リヒトとそう差はない。後20秒を切った

リヒトはオレの問いかけを聞いて、黙り込む。少しの間沈黙が流れるとリヒトはため息をつき、「お前はまだバカネズミか」と吐き捨てた。何でそんなこと聞かれないとならねーんだ、そんな風に


そしてリヒトは半分もあったホットドッグを、前半と同じペースで食べきった。突然の再アクセルにまたも会場のテンションがヒートアップする。そして次なる皿を要求して手を上げたリヒトはオレの目を真っ直ぐ捉えて、至極単純な理由を述べる





「好きな女の笑顔が嫌いな奴なんていねえだろ」




すると、その瞬間、カンカンカン!と試合終了を告げるゴングの音が鳴り響いた





『き、決まったああああ!!最後のデットヒートを制し、見事王者に輝いたのはまさかまさかのダークフォース!リヒト・ジキルランド・轟だあああ!!!』

『おおおおおおおおおおおおおおおお!!』





司会者の声がスピーカーから響き、観客達が歓声をあげる。するとリヒトは流石にもうやばかったのか、ぷつん、と糸が切れたように机に突っ伏して「味同じ……飽きた……」「何本も食わせんじゃねえよ……」などと唸り始める

そんなことも気にならず、オレは椅子の背もたれに体重をかけて、天を仰いだ。そうだよなあ……、だから頑張れるんだ。だからあのときオレは抗いたかったんだ


恐る恐るリヒトを覗き込んだ兄さんが、「天使ちゃん、かっこよすぎねえ……?」といつもの怠惰の宿る声で聞いてくる。そんな兄さんに返事を返せず、ただ笑った




嗚呼、全く!敵いません、天使様






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桜彩 - 続きが楽しみです!頑張ってください! (2020年9月4日 8時) (レス) id: 193d98d6bf (このIDを非表示/違反報告)
F(プロフ) - とても大好きな作品で、新刊が発売される度にここに来てしまいます。これからも待ち続けます。 (2020年4月29日 16時) (レス) id: 22d6502484 (このIDを非表示/違反報告)
かきぴー - 打ち切りになってしまうのですか└(┐゙’ω゙’ω゙`┘)┌ 貴方様の作品が好きなので、私はいつまでも待っていますが大分たっているので生存を別アカで確認に来ました!! (2018年9月24日 0時) (レス) id: ab44efb571 (このIDを非表示/違反報告)
ミナ(プロフ) - ずっと待っています。今回の発売でも小説は進められませんでしょうか?打ち切りであるなら一言下さるとありがたいです。続き、楽しみに待っております。 (2018年3月28日 4時) (レス) id: c82e30fe23 (このIDを非表示/違反報告)
ぶるべりほいっぷ(プロフ) - こんばんは。ずっと作者様の作品読ませていただいております...!更新待ってますので頑張ってください> < (2018年2月26日 21時) (レス) id: 18f2bb9f8b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:志吾 | 作者ホームページ:http  
作成日時:2016年1月19日 5時

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