【SERVAMP】 平凡系女子な私の巻き込まれた戦争に横やりが入ると一帯誰が予測しただろうか←

忠告１ ページ26

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「くるまもりたくと、３さいです！」





思わず、きょとん。私もクロも何も言えずに口をぽけー、と開けている。子供……、車守さん……、子持ちなの……




「可愛すぎる２６歳児、狼谷吊戯です！」

「テメェは清々しいほどにウザイな」

「何を勘違いしてるかしれねえけど、お前別にかわいくないぞ」

「やだ二人とも手厳しい！」





ウィンク＋舌だしをかっ飛ばしてくる狼谷吊戯にぺっ、と毒を吐き捨てる。それに全然傷付いてない腹立つ声と言葉で反応した後、「こっちは小学生すぎる２６歳児、月満弓景くんです！」と、ユミーを指差しそう言った

同い年か……まあ、予想はしてたけど。ていうか私達何見せられてだろうね、クロ。オレが知るか……。何か……要求されてねえ？

ポカン、としたまま何となくテレパシーを受信すると、とりあえずノリに乗って、真顔のまま手でハートを作った





「……城田A、１６歳です。見ての通り抜群の女子力持ってます」





………………。





「…………。」←クロ

「…………。」←ユミー

「…………。」←車守さん

「あっはっはっ！！何それAちゃん！ボケてるの！？ツッコミ入れた方がいい！？ギャグセンたっっか！芸人目指せるよ！！」←狼谷吊戯





冷たい道路に倒れた狼谷吊戯(原因不明)を一瞬困惑の目で見た車守さんは、コホン、と１つ咳を溢して、キリッ、と眉を鋭くした





「男前すぎる２６歳児……車守盾一郎です」






ギャグセン高い(オブラート)






「面白い冗談だね！！」

「おもしれえ冗談だな！！」

「おいどこが面白いんだ言ってみろ！！」






うわハッキリ言いやがった……。いや車守さん顔が悪いんじゃなくて……寧ろかっこいいとは思うけど、何かね

子供を抱えてワイワイガヤガヤと騒ぐ大人達を目に、さっきまでのシリアスはどこいったんだろうな、なんて思いながら「賑やかな人達だねえ」とクロに声をかけた






「…………。」

「いつまで黙ってんだお前」






そんなにダメだった！？流石に傷付くわ、マジやめろ。『あり得ねえ』みたいな目をして、ただ私を見るだけのクロに思わず殺意すら吹っ飛んだ






「ちょ、マジやめろ。何だその目。怖いし、可笑しいよお前」

「…………可笑しいのはお前だろ、何だよさっきの」






「………お前は本当によく見てるねえ。何でもないよ」







これは私の問題だからね





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