【SERVAMP】 平凡系女子な私の巻き込まれた戦争に横やりが入ると一帯誰が予測しただろうか←

臆病者３ ページ3

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「いやー、間に合ってよかった！マジで場所わかんねーもん。クロいてよかったー」

「だからってとにかく突っ走るのやめろよな、めんどくせー」





はあー、と肩を落としながら深いため息をつくと、疲れきった顔をしたクロが続いてため息をついた。世界一怠け者な主従コンビの、大遅刻な戦闘準備

それはやっぱり、怠け者らしい。……私達らしい、軽い会話なもので





「Aの姉貴に怠惰のダンナ……」

「A……！クロが戻ったのか！」





背中越しから聞こえる頑張ってくれた仲間の声に。力強く肯定を示す

今までずっと頼りっぱなしで、足手まといになっちゃってた。そんな仲間のピンチだから、安心させてあげたいから。私は笑った





「おーよ。だから後は私達に任せちゃっていーんだぜ？皆無事？」


「……いや、ヒューが……」

「ヒューが敵の攻撃で消えてしまって……行方がわからない」





そして強欲が二人上にいて、ヒガンと交戦中。なるほど、どおりで上から破壊音がバシバシ伝わってくるわけだ

ヒューはわかんないのか。こればかりはどうしようもないな……。早く見つけないと危ないよなあ


にしても椿はいないのか。ならばやることは決まった。クロに視線を向けると、バッチリと目があった。ニコー、と不自然な程に笑うと、クロはうんざりしたように頷く




「鉄！大変だったな、ごめんね、任せっきりで。だけどたまには姉貴を頼んなさい」





今にも不安に押し潰されそうな鉄の頭をぽんぽんと撫でる。そう、やることは決まっている






「シンプルに考えて、二人を助けて、ヒューを探さないとね」






さあ、ハッピーエンドへ進めよう






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